向井理、斎藤工、金子ノブアキ、小出恵介、青山真治監督
 向井理、斎藤工、金子ノブアキ、小出恵介ら豪華俳優が主演を務め、「その店で買った花を贈ると必ず幸せになれる」というジンクスのある花屋を舞台に、彼らのプロポーズにまつわる物語が描かれるドラマ『最上のプロポーズ』。5月20日よりdビデオとBeeTVで配信開始した本作は、10日間で累計18万ダウンロードを突破。6月2日の「プロポーズの日」には東京・表参道ヒルズに4人のキャストが集結し、約1000人の観客が詰めかける中、配信記念イベントが行われた。

 表参道ヒルズ中央の大階段には、バージンロードをイメージしたレッドカーペットにバラの花びらが敷き詰められ、4人は全身白の衣装で、各エピソードのイメージに合わせたブートニアを着用して登場。階段両脇に詰めかけ、黄色い歓声を上げる観客に向かって、ブーケトスを行った。

――まずは会場にお集まりの皆さんにご挨拶をお願い致します。

向井:こんなにたくさんの人に集まっていただいて嬉しいです。こんな所でイベントすることもなかなか無いので、楽しんでいただければ嬉しいです。

斎藤:俳優は孤独な仕事だと思うんですが、こういう風に作品でつながっていてグループ感を持ってイベントに臨めているのは嬉しいです。今日は楽しんでいって下さい。

金子:なんだか僕たちが表参道ヒルズにお邪魔している形になっていると思うんですが、ここでこの作品を知った人も今日のイベントを楽しんでもらえたらと思います。

小出:今日はお集まり頂きありがとうございます。『最上プロポーズ』はBeeTVとdビデオで配信中なので、是非ご覧下さい。

青山:本日はこんなたくさんの人に集まって頂いて光栄です。

――BeeTVドラマ『最上のプロポーズ』のストーリーを簡単にお聞かせいただけますか?

向井:4つの話からなっていて、プロポーズを叶えるジンクスがある花屋『マリエッタ』を舞台にしたストーリーになっています。『最上のプロポーズ』というタイトル通り、相手に対しての気持ちを色んな形で伝える姿が描かれています。

――今回、青山監督と初めてお仕事をされて如何でしたか?

向井:現場では細かい指示もなく、ものすごく自然な形で指導を受けていた気がして、あっという間に撮影が終わってしまった気がします。短い時間でしたが、またぜひご一緒に仕事がしたいと思います。

斎藤:携帯で配信される作品として今回制作されましたが、青山組とできて嬉しかったです。試写会も覗いたら、素晴らしいスケール感のある作品に仕上がっていたので是非見て頂きたいですね。

金子:台本に書かれているセリフに加え、現場でさらに一言をセリフを追加してもらったりするんですね。そのセリフが作品に非常に深みを与えていると思います。

小出:僕は監督の指示を頂きながら、必死に女性を追いかける姿が見れると思います。

――青山監督に質問です。恋愛作品を撮ってみて如何でしたか?

青山:今回はキャスティングに恵まれていて、撮影もすごい快調に出来ました。本当に楽しく撮影出来ましたね。

――『初恋』、『一目ぼれ』、『軌跡を信じる恋』、『復活愛』をそれぞれ演じられましたが、ご自身の役に共感できる所はありましたか?

斎藤:「初恋」をテーマにしていたのですが、ある女性にとても大きな嘘があって、それを告白するまでの男性の葛藤を描いています。嘘をつくと罪が大きくなっていくんだなと改めて思いましたね。優しさゆえの嘘も傷つけることもあるんだなと他人とは思えない内容で共感しました。

金子:僕の演じた役は研究者で恋には遠い存在なんですが、ある時に女性に出会い恋に落ちて、その思いを形にしていく姿が描かれています。この作品を通して、人間関係は第一印象で決まるのかなとも思いました。友達から発展していったという話も聞くけど、恋の火種は出会いにきっとあると思いました。

小出:意識不明の女性を看病しているのですが、相手を一途に思う気持ちは共感できますね。僕自身も一途に思う性格なので、この作品にも生かせていると思います(笑)。

向井:仕事が忙しくなっていく中で夫婦関係が破綻してしまったんですが、相手にもう一度プロポーズするんです。仕事が忙しくて周りが見えなくなっても、もう一度やり直そうと行動することは素敵ですよね。そういうやり取りを繰り返してお互いの関係を深めていければと思いましたし、ストーリーにとても共感しました。すれ違いがあっても正面からぶつかっていきたいですね。

――ドラマの中の4人の男たちは、花屋のジンクスを信じて、想いを伝えるために花を贈りましたが、ご自身がプロポーズする時は「どんなシチュエーション」で花を贈りたいと思いますか? また、青山監督は既婚でいらっしゃいますが、奥さまに花を贈ることはありますか?

向井:こじんまりやりたいですね。人様にご迷惑をかけない範囲でしていきたい(笑)。プロポーズはもちろん僕からしますが。日常の中でさらっとしたいです。花は…恥ずかしいので迷いますね。

斎藤:忘れもしない小学3年の時、下北沢駅でラモス瑠偉さんが赤いバラを持って待っているのを目撃したんです! 白いタキシード着ていてカッコ良かったんですけど、僕は何かお花をあげるということに際立ったイベントにせずに渡せたらいいなと思いました。それまでの前後のやり取りがあってのプロポーズだと思うので自然に伝えていけたらいいですね。向井くんには是非とも相手に花を渡してほしいですね。ラモスさんみたいに(笑)。

金子:女性にとっての理想のプロポーズって男性にとっては恥ずかしいと思うんですよ。海外のセレブのように部屋を開けたら花びらがいっぱい!みたいなことを「やろうかな〜? いや、やめようかな〜」と考えたりする人もいると思うんですが、僕も最後まで迷うと思います。

小出:誕生日や記念日など機会があれば、今回会場で用意したようなブーケを是非とも渡したいです。

青山:今の奥さんに一輪の薔薇をベッドに置いたことがあるんですが、見た瞬間笑われてしまいました。それから一切はしていませんね。(苦笑)

――それでは、最後に一言ずつ、作品の見所やファンへのメッセージをお願いします。

青山:BeeTVとdビデオで現在配信中です。これからもまだまだ続きますのでよろしくお願いします。

斎藤:多分、タイトルもポスターを見ると、女性向けに見えますが、いたいけな男性も楽しめる作品だと思いました。プロポーズ時の葛藤をエンターテイメントに描かれていて、カップルで見てもいいと思います。限定したテーマになっていない作品なのでお気軽にご覧下さい。

金子:我々4人が出演していますが色んな形の恋を描いています。スタッフと一生懸命作った作品なのでよろしくお願いします

小出:4人それぞれがまったく違う形のラブストーリーに挑戦しています。是非ともご覧下さい。

向井:4つのラブストーリーになっていますが、男性から見てもこういうプロポーズがあるんだとシミュレーションになると思うし、プロポーズをこれからする人もされる人も参考になると思います。携帯で見れる作品となっていますが、映画のようなスケールで描いた作品になっているのでよろしくお願いします。

『最上のプロポーズ』公式サイト