都内でエステサロンを経営していた(株)リラックスコーポレーション(TSR企業コード:293167800、港区南青山4−17−33、柴田伸介社長)は5月15日、東京地裁に破産を申請し同日、破産開始決定を受けた。

 破産管財人によると、「一般顧客を含む債権者数は数千人にのぼる。顧客(前売りクーポン購入者)数や債権額などは届け出前のため詳細な数字は把握できておらず、今後調査を進めて行く」と話している。

 同社は、港区南青山の本社と「ザ・プリンスホテルさくらタワー東京」(港区)の2カ所でリラクゼーションスパ「アムールスパ」を経営していた。あらかじめ回数券を購入するとお得になるセットクーポンや、大幅に割引したクーポンサイトでの販売で売上高を伸ばし、平成24年6月期の年商は約2億9400万をあげていた。

 5月14日、突然、同社から会員やクーポン購入者に向け事業停止を知らせるメールが一斉配信された。メールは「5月9日、主力店舗だったホテル内店舗の賃貸借契約をめぐり、ホテル側から再契約をしないとの通告を受けた。9月以降の賃借契約を更新できず、チケット販売を断念せざるを得ず、資金繰りがつかなくなったことから、破産申立以外に方法がなくなった」との内容で、15日に東京地裁へ破産を申請した。

 突然の事業停止の知らせに未利用のクーポンを持つ顧客に混乱が広がっている。破綻原因は破産手続の中で明らかにされるが、支払い済み未利用クーポンなどの扱いは現時点では未定。

 ネット上ではクーポンチケットを持つ顧客の書き込みが広がっている。

 なお、ザ・プリンスホテルさくらタワー東京は同ホテルホームページ上で「2月以降の賃料および諸経費が滞納していた。それ以前の賃料も度々遅延する状況だった」と明らかにしている。