株プロ58 雨宮京子
経済キャスター ●元日経CNBCキャスター。?株のお姉さん〞として親しまれる。株式入門書など著書多数。
最高益視野
2001年、トステムとINAXが経営統合して設立。住宅関連銘柄の優良株だ。景気見通しの好転、超低金利の継続期待から住宅市場は上向きが見込める。海外勢など機関投資家の継続買いにも期待。住宅各社の受注好調から売り上げ伸長が想定され、今期も大幅増益は必至。一時の業績鈍化から抜け出し、最高益の更新も。



株プロ59 村瀬智一
フィスコ 情報配信部株式担当部長 ●需給面から相場全体の流れを探り、投資対象となる銘柄に落とし込む戦略に強みを持つ。
反転攻勢
スマートフォンの好調と資産売却等による構造改革、円安効果が業績を大きく改善。最新型スマホ「Xperia Z」は社内で一から開発した製品で、米国アップルの「iPhone」にも十分対抗できる。アップルの成長鈍化は追い風に。前期の黒字は不動産売却に依存するが、今期はエレクトロニクス事業による成長で増益へ。



株プロ60 岡本昌巳
経済ライター ●証券専門紙記者を経て、経済ライターとして独立。相場のトレンド、流れを重視して銘柄を発掘。
熱電変換
前2013年3月期は大幅営業減益、最終赤字、無配転落の見通しだが、今期は同社によれば「事業基盤の再構築に向けた具体的な
施策を実施し、個々に改善の効果が表れてきており」、一転して大幅営業増益、最終黒字化、復配が見込める。熱を電気に変換する熱電変換素子が実用化の段階を迎えたことは大きな材料だ。



※株価などのデータは2013年4月8日現在。各株プロの診断は3月下旬時点のもの。チャートは週足、配当利回りは予想値。PER=株価収益率、PBR=株価純資産倍率。

この記事は「WEBネットマネー2013年6月号」に掲載されたものです。