映画『隠密に偉大に』ショーケース「僕の中に隠れた“おバカ”を最大限引き出した」

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【2日=KEJ椎名沙織 / 写真=趙成煥】 “死ぬまで絶対見るべきウェブ漫画”1位、ポータルサイト「Daum」のウェブ漫画で最高評点の9.7点を記録した『隠密に偉大に』が待望の映画化! その主人公たちを今話題の3人の俳優キム・スヒョン、パク・ギウン、イ・ヒョヌが演じる。公開前から早くも話題沸騰の同作が多くのファンの期待に答えて4月30日、ソウル・建国(コングク)大学内にてショーケースイベントを行った。

同作品は北の最新鋭スパイが下町スーパーの“おバカ”に扮して任務を遂行しながら、生まれて初めて人々の情に触れ、社会に溶け込んでいく姿を描くヒューマンストーリー。下町スーパーの“おバカ”ドングとして2重生活を送るウォン・リュファン役を演じるキム・スヒョンは「原作が大変な人気を誇る作品なので、とても大きなプレッシャーを感じている」とし「人は誰でも?おバカ?な一面があり、またそれをさらけ出したいと考えている方も多いと思う。今作では役作りのためにキャラクターを研究するのではなく、僕の中に隠れた“おバカ”な一面を最大限引き出した。子供からお年寄りまでが気軽に声を掛けられる、明るく純粋な“おバカ”を演じるように心がけた」と伝えた。

緑のジャージにボサボサ頭がトレードマークのリュファン。映画化が決定する前から読者の間ではリュハン役にぴったりな俳優にキム・スヒョンの名前が多く挙げられたが、予想通りの大抜擢! この日会場に訪れたファンとマスコミにいち早く公開された予告映像では、原作者も頷くほど完璧にそのビジュアルを再現した。本作の見所の1つでもある“おバカ”なドングからスパイのリュハンに姿を変えるシーンでは、過酷なワイヤーアクションが度々登場する。撮影現場には救急車が待機することも。これにキム・スヒョンが「カラダを酷使する撮影が続いた上に雨だったため、いつ誰が倒れてもおかしくなかった」と当時の状況を説明した。

ドラマ『カクシタル』(12/KBS)や『フルハウス TAKE2』(12/SBS)など出演作品ごとに、同一人物とは思えないほどカラフルな変身を遂げてきたパク・ギウンは、今作でオレンジカラーのヘアスタイルがトレードマークのロッカ- ヘラン役を演じた。今回初めてギターに触れたという彼は「まだ上手く引くことは出来ませんが、先日、日本でファンミーティングを行ったときは、演奏しながら歌を披露した。この作品を通して素敵な趣味と出会えたようだ」と話した。

リュファンとヘリンを監視する北の最年少スパイ ヘジンにはイ・ヒョヌが抜擢された。子役から“大人の俳優”へと成長した彼の演技に期待が集まるなか彼は「ヘジンは死の峠を越えて、若くして助長のタイトルを掴んだ努力家。これまで皆さんにお見せしてきた姿と相反したイメージをお見せすることができそうで、僕自身の期待が大きく熱心に準備した。ヘジンを演じることで演技の幅を広げることができ、僕にとっても大変意味の深い作品となった。皆さんも楽しんで頂けたらと思う」と伝えた。

イベントはこの後も映画に関するクイズコーナーや出演者への質問コーナーが進められ、終始笑いと活気に包まれた。早くも話題沸騰の映画『隠密に偉大に』は6月5日、韓国の劇場にてロードショー。