嵐の相葉雅紀が出演したテレビ番組『お試しかっ!』の人気企画“帰れま10”で、番組史上2度目となるパーフェクトを達成した。1品目を選んだ際に相葉が考え出した「お得感の法則」が功を奏して他のメンバーも次々と正解していくと、パーフェクトがかかった最後の1品を再び相葉が決めた。

『お試しかっ!』の“帰れま10”では1月21日の放送で、138回目にしてついにパーフェクトを達成。100万円を獲得している。

4月22日の放送では、ゲストに嵐の相葉雅紀を迎えて105円均一のコンビニエンスストア『ローソンストア100』で人気食品ベスト10の選定に挑戦した。

一番手となった相葉はパーフェクトを出すことにプレッシャーを感じながら、店内を見て回りスイーツや冷凍食品をじっくりと観察した。「鶏のから揚げはみんな食べるんじゃない?」と彼が目をつけたのが、冷凍食品の『国内製造 鶏のから揚げ』だった。

「グラム数も多くてボリューム感がある」、「大丈夫でしょう!」と選んだその商品を参加メンバー全員で食べる。ルールは「全員で2品を完食する」というものだ。相葉は「これ、もう1個食っていいですか?」と箸をすすめると、タカ(タカアンドトシ)から「“帰れま10”ではすごく良いこと!」と褒められる場面もあった。

そうやって相葉は見事に9位を的中し、幸先の良いスタートを切った。しかも彼が見つけた「お得感の法則」によって、他のメンバーも次々と正解を連発していったのだ。

ノーミス5連勝で6品目を選ぶ番となったのは、藤森慎吾(オリエンタルラジオ)だった。彼が全員の反対を押し切って冷凍食品の『塩あじえだまめ』を選んだことで、緊張が走る。藤森は近所にあるローソン店でこの商品がいつも買われているのを見てきたことから、「いつも人の意見に流されたけど今回はこれに決める」と主張したのだ。そして『えだまめ』が見事8位に入り、パーフェクトへまた一歩近づいたのである。

その後も次々と正解が続き、最後に残った3位の商品を再び相葉が選ぶことに。彼は他のメンバーが推す高級ブランド米の『こしひかりごはん(180グラム)』よりも、ボリューム感とお得感のある『大盛ごはん(250グラム)』を選んだ。

相葉がすごいのは、その場で考えずに自分で売り場に行って陳列棚を見たところだ。まるで刑事が現場に出向く姿を思わせると、彼は「大盛ごはんの人気が高いから、特盛ごはんを販売したのでは?」と推理したのである。

通算149回目の企画で史上2度目のパーフェクトがかかった、その『大盛ごはん』に決めた相葉は、不安がる周囲に「(僕が)なぜ嵐になれたのか? 運が良かったからでしょっ!」と言い切った。

見事に3位を正解してパーフェクトを達成した瞬間、「うわーっ!」と叫びながら全員が飛び上がって歓喜したのだ。大悟(千鳥)が「これが相葉雅紀やー!」と興奮気味に叫ぶと、相葉も「ワイが相葉雅紀やー!」と叫び返した。彼は自分のことばかりではない、「やっぱり藤森さんのえだまめが良かったね」と言葉をかける優しさもあった。

奇跡のパーフェクトを達成した今回の挑戦は、従来の“帰れま10”とは異なり悲愴感が無かった。トシは「なんか楽しかった」と感想を口にすると、相葉雅紀も「楽しかったですよ! また呼んでください」と次の参戦に意欲満々だった。ちなみに“帰れま10”で、1回目のパーフェクトを達成した時に挑戦したラーメン店の名前が『らあめん花月嵐』だったことも、運命的なものを感じる。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)