インテルサポーターは3つ、あるいはそれ以上に分かれている。今の彼らが考えているのは、もはや刺激がなくなった今現在のことではなく、未来のことだ。マッシモ・モラッティ会長がアンドレア・ストラマッチョーニ監督を続投させなかった場合の、次の指揮官のことを考えている。

『Gazzetta.it』のアンケートで、インテルサポーターの意見は一致しなかった。29.4%の得票率で「勝利」したのは、ズデネク・ゼーマン監督。イタリアの総選挙を思い起こさせる危険な数字だ。つまり、「勝利はするが、納得はさせられない」数字である。

候補者としていたのは5名。得票率は順番に、ゼーマン、ワルテル・ゼンガ、ワルテル・マッツァーリ、ローラン・ブラン、そしてシニシャ・ミハイロビッチだった。実践性重視ではないということだ。ゼーマン監督は周囲を楽しませる。「王者になれないのなら、若手に働きかけることができ、プレーと熱意をもたらす指揮官に期待する価値がある」というところか。

ローマがインテルに勝利したコッパ・イタリア準決勝ファーストレグを思い出したのかもしれない。このとき、ゼーマン監督はまだローマを率いていた。ゼーマン監督が持つ「反ユヴェントス」性も味方したかもしれない。インテルサポーターはよく、横断幕でゼーマン監督をたたえている。

ゼーマン監督の後を追うのが、26.5%の得票率だったゼンガ監督だ。4分の1のファンが、インテルに忠実な同監督の復帰を望んでいるということである。ゼンガ監督はビッグクラブを率いたことがない。だが、イタリアではカターニアで良い仕事をした。

17日の試合でインテルファンが掲げた横断幕は、「(ジョゼ・)モウリーニョ以降、オレたちにはインテルカラーへの帰属意識を伝えられる人がいない」。現役時代にインテルのバンディエーラ(シンボル)だったゼンガ監督なら、話は違ってくるはずだ。

マッツァーリ監督は、20.7%の得票率だった。ナポリでは、チームが持つ可能性以上の結果を残してきたと見る向きが強い。そのマッツァーリ監督に続くのが、元フランス代表監督のブラン監督、現セルビア代表監督のミハイロビッチ監督だ。同監督はカターニアで良いデビューを飾ったが、フィオレンティーナでの経験は微妙だった。それぞれ、得票率は11%、12%前後だ。つまるところ、現時点で、過半数を取る指揮官はいないということだ。