好感がもてる人はなにが違う? 心がけたい4つのポイント

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好感が持てる人は目立つ人とは違う。目立ちはしないが、その人のことを悪く言う人はいないし、誰に聞いてもよい言葉が返ってくる。そんな人になれたら、と思う人――まったく不可能な夢ではない。心がけと態度で、印象はぐっとアップする。

そのためのヒントを、Incが「(原題 : 6 Habits of Remarkably Likable People)」という記事で明かしている。好感のもてる人になって春のスタートを切りたい人は必読だ。

挨拶とそれに続く「元気?」まではよいが、その後の会話に困ってしまうという人は、ソーシャル術を意識して身に付けたい。

好感が持てる人の多くが、相手に話をさせるのが上手い。気が付くと、自分だけが話をしていたと感じたことはないだろうか。好感度が高い人は会話をリードしつつ、相手の得意なことや知っていることを聞き出すようにしている。その背景にあるのは、相手への(健康的な)関心や興味、そして礼儀正しさだ。

このソーシャル術、どうやったら身につくのか。まずは的を射た質問を心がけよう。それから、イエスかノーで回答するような質問ではなく、自由に答えられるような聞き方をすることだ。そうすれば、話はどんどんつながっていく。得意なことや趣味が分かったら、どうやって達成・獲得したのか、いつなのか、なぜなのか、と会話を進めていこう。

あなたが同じような状況にあるなら、どうすればよいのか素直にアドバイスを求めてもよいだろう。認められているという感覚は悪くない。適切に質問することで、相手を認め、さらには評価や尊敬を示すことができる。

あなたより勝っていること、優れていることは素直に認めよう。「僕も」「わたしだって」の競争はしないこと。その競争には負けてよい。印象の良い人は、素直に相手のすごいところを認め、よくほめているはずだ。

だからといって、知られたくない失敗や過去をすべて明かす必要はない。例えば、「新しい家に引っ越した」と相手が言えば、「いいですね。私たちも引っ越したいけど、予算に合う物件がなくて。どうやって探したんですか?」と応えてみる。

ときには自分の弱みをさらけ出すのも悪くない。嘘や虚栄が好きという人いない。ありのままの自分と誠実な気持ちは相手に伝わるはずだ。自然に好感度はアップするだろう。

見返り、報酬、結果を求めないことも必要だ。時と場所にもよるが、そんな会話ではなかったはずなのに、営業トークが出てしまう、あるいは打算が見えると、とたんに印象は悪くなる。その人との話や時間を楽しみ、相手を尊重するだけでも、結果は出ているはず。

人に好かれる人ほど、人のために喜び、自分よりも相手にフォーカスしているのだ。

ここに紹介したヒント、簡単そうに見えるし実際に難しいことではない。

それでも、好感を持ってもらうことは簡単ではないと思って、もう少し誠実に、もう少し相手を尊重して、と心がけてみよう。心配は無用。相手に気持ちよく思ってもらうようにと考えながら接するだけで、自然にあなたの態度は変わり、いつのまにか好印象を抱かれていることだろう。