高血圧改善に「中国漢方薬が効く」は根拠なし=中国報道
中国メディア・中国新聞社は13日、12日に広東省広州市で開かれた医療分野の学術会議にて、中国では3人に1人の成人が高血圧を患っているとのデータが紹介されたと報じた。
記事は、12日に開かれた中国南方国際心血管病学術会議において、心臓血管病の専門家で同省医師協会会長の林曙光氏が「最新の調査によると、中国の成人における高血圧罹患率が33.5%にのぼり、人数換算すると3億3000万人に達する」と語ったことを伝えた。
林氏の紹介によると2002年の患者数は1億6000万人であり、約10年で高血圧患者が2倍以上になったことになる。林氏は高血圧患者増加は「国内が社会転換期を迎えていることと大きな関係がある」と解説した。
林氏はまた、中国漢方薬(中薬)による血圧降下の効能についても言及。伝統的な中国医学(中医)には「血圧を下げる」という概念はないと説明するとともに、「現在、根拠(エビデンス)に基づく医学(EBM)では、どの中薬も血圧を確実に下げるという証拠は存在しない」とし、市民に対して「血圧降下をうたった中薬にだまされないように」と呼びかけた。(編集担当:柳川俊之)
