日本一美味しい病院食に注目、国循の「かるしおレシピ」が急上昇。

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今週3月25日付けのオリコン週間“本”ランキング「料理・グルメ部門」では、注目のレシピ本が上昇。国立循環器病研究センター「国循の美味しい!かるしおレシピ0.1mlまで量れる! かるしお(軽塩)スプーン3本セットつき」(2012年12月11日発売・セブン&アイ出版)がそれで、BOOK(総合)部門では先週の100位圏外から40位に急上昇、ジャンル別「料理・グルメ部門」では3月11日付けでの4位を上回る2位に。病院発のレシピ本がTOP3にランクインするのは今作が初となる。

「かるしお」とは、塩を軽く使ってうまみを引き出す、新しい減塩の考え方で、独立行政法人国立循環器病研究センター、略して“国循”が医療の一環として取り組んできた「少ない塩分だからこそ、美味しい食事」のこと。「1食塩分2g未満」という驚異的に少ない塩分量で病院食を作ってきたという同院の食事が数年前から評判となり、「日本一美味しい病院食」として多くのメディアで取り上げられ、今作発売のきっかけとなった。

発売直後から話題にはなっていたが、先月2月26日(火)に人気の朝番組「あさイチ!」(NHK)で紹介されると、一気に人気が拡大、注文が殺到しているという。発売元のセブン&アイ出版によると、“減塩”にスポットをあてた病院発のレシピ本はそれまでになく、一番の購買層である年配の方をはじめ潜在的なニーズがあったのかもしれない。

また付録の0.1mlまで量れるスプーンは、売っている所が多くないため、ネットなどでの購入が大変だという年配の方にとても好評なのだとのこと。今後も大手メディアでの露出が続々と決定しているという同作。2013年の人気レシピ本になるかどうか、今後に期待がかかる。