メルセデス・ベンツの2シーターオープンモデルである「SLKクラス」にMTモデルが追加され、今再びマニュアル車が注目されています。

メルセデスベンツが21年ぶりにMT仕様のオープンカーを発売!

http://clicccar.com/2013/02/25/213775/


トヨタ86の登場でスポーツカーに「MT車」復権の兆し !
http://clicccar.com/2013/03/19/215486/


これまでマニュアル車といえば、「疲れる」「面倒くさい」「高度な技術が必要」とされ、マニュアル車に乗るのは、一部のクルマ好きばかりで、ほとんどのドライバーがAT車に乗っているのが現状です。


 SUBARU BRZ S 6MT


最近では若い人たちはマニュアル車どころか、「クルマに乗らない」、「免許を持ってない」という方も多いようです。


団塊世代や団塊Jr世代にはちょっと考えられない現象ですよね。


シルビア


筆者が20代の頃は日産シルビアや180SX、スカイライン、トヨタ カローラレビン/スプリンタートレノ、スープラ、RX-7など名車と呼ばれるスポーツカーが数多く存在し、いずれもマニュアル車が大半を占めていました。


当時はマニュアル車を運転出来て当たり前、女の子からは「クルマを持っている」「愛車がスポーツカー」「マニュアル車」がモテ条件であった時代でした。


では最近の女性はマニュアル車に乗る「マニュアル男子」をどう見てるのでしょうか?


 「マニュアル車なのに、オートマのようにスムーズに走れる人が最高にカッコいい!」(21歳アルバイト)


マニュアル車に慣れていればm動作がマニュアル車なのにギクシャクすることなく走らせられるマニュアル男子に惚れ惚れしてしまうかも知れませんね。


「ギヤチェンジの度に動かす手つきがセクシー」(28歳OL)


走行中は高速道路でも無い限り、頻繁にギヤチェンジをする必要のあるマニュアル車。しかしその動きがかえって魅力的に見えるのかもしれませんね。 


「マニュアル車に乗ってる男の人って、クルマだけでなくモノに対してのこだわりがあってセンスもよさそう」(33歳飲食)


クルマの場合、選択肢の少ないマニュアル車の中からこだわりの1台を見つけるのは大変ですよね。かといって沢山種類のある洋服やアクセサリーの趣味がいいかと聞かれると、そこはちょっと微妙かも・・・


「坂道発進とかもサイドブレーキを使わずに発進している姿はさりげなくスマート」(26歳美容師)


坂道発進はクルマを下げることなく、エンストせず上手にクラッチを繋がなくてはならず、オートマ全盛期の現代ではかなりの高等テクニックに見えるのかもしれませんね。最近のマニュアル車ではサイドブレーキを使わずにカンタンに発進できるヒルホールド機能が装着されているクルマも結構あります。


「普通のセダンに乗せてもらった時にマニュアル車だったりすると、その人の意外な一面を見た気がする。」(22歳学生)


チューニングされてるスポーツカーはマニュアル車であっても驚きはないでしょうが、なんの変哲もないセダンタイプのクルマでマニュアル車に乗っていると、そのひと個性がグッと引き立つのかも知れません。


 ZC6A SUBARU BRZ S


クルマの世界では絶滅危惧種とまで言われたマニュアル車。今売れているミニバンやエコカーでマニュアル車の設定があるクルマはほとんどありません。しかし昨年登場したトヨタ86・スバルBRZでは過半数の人がマニュアルを選択。


スポーツカーブーム再来とともに、少数派のマニュアル車が再び注目されています。


BL5D レガシィB4 2.0GTspec.B 6MT


少数派だからこそ女性からも注目される「マニュアル男子」は硬派なイメージでカッコよく見えるのかもしれません。


これからクルマの購入を検討している方は、候補にマニュアル車を入れてみてはいかがでしょう?
ただし、マニュアル車に慣れていない人は女性を乗せる前にしっかり練習して「エンスト男子」などと言われないように気を付けてくださいね。


(井元 貴幸)