アウェーゴール差で敗退…ヴェンゲル監督「1試合だけ良くても勝負には勝てない」

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 チャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦セカンドレグが12日に行われ、アーセナルとバイエルンが対戦。敵地に乗り込んだアーセナルは2−0で勝利を収め、2試合合計スコアを3−3としたものの、アウェーゴール差で一歩及ばず、敗退が決定した。アーセナルは3シーズン連続でベスト16敗退となった。

 敵地で勝利したものの、ベスト8進出が叶わなかったアーセナルのアーセン・ヴェンゲル監督は、以下のように試合を振り返った。『UEFA.com』が伝えている。

「あと一歩が及ばなかった。何度か幸運に恵まれた側面もあったけれど、最後の20分間にジェルビーニョと(サンティ)カソルラ、(オリヴィエ)ジルーが惜しいチャンスを迎えた。チームのスピリットと姿勢は本当に素晴らしかったよ。ただ、ファーストレグで不用意に奪われた3点目、あの1点さえなければ、この勝負は違う結果になっていたかもしれないね」

「敗退は残念だが、全体的なパフォーマンスや失点をゼロに抑えたこと、そして守備についてはとても良かったと思う。ボールを奪われてはならない場面で何度かボールを失ってしまったけれど、全体的な内容についてはとても満足しているよ」

「これからは次の試合に集中し、今シーズンを良い形で締めくくるために力を注ぎたい。チャンピオンズリーグ敗退は誰にとっても辛いものだが、我々が挑んだ相手は欧州屈指の強豪だ。今夜はうまくプレーできたが、勝負は180分間ある。1試合だけ良くても勝負には勝てないということだ。我々は来年も出場権を獲得できると信じているよ。このチームには優れた選手が揃っているから、今シーズンの経験が生かされるはずだ」

[写真]=Arsenal FC via Getty Images