CA Technologiesは2月26日、ハイブリッドなデータ保護ソリューションの最新版「CA ARCserve r16.5シリーズ」を発表した。

CA ARCserve r16.5 シリーズでは、ファイルベースのバックアップ性能が従来と比べて43%向上されたという(CA調査)。

「CA ARCserve r16.5シリーズ」は、ファイルベースのバックアップ・ソリューション「CA ARCserve Backup r16.5」、レプリケーション・ソリューション「CA ARCserve Replication r16.5」/「CA ARCserve High Availability r16.5」、イメージベースのバックアップ・ソリューション「CA ARCserve D2D r16.5」で構成される。

CA ARCserve r16.5シリーズでは、Windows Server 2012とWindows 8に対応。

これら新しいプラットフォームで強化された、ReFS (Resilient File System)、Hyper-V3.0のVHDX、NTFS データ重複除去、記憶域スペース、4KB論理セクタなどの機能が利用可能。

また、既に対応済みのWindows Azure、Amazon Web Services、富士通「グローバル・クラウド・プラットフォーム」に加えて、Cloudianを採用するニフティの「ニフティクラウドストレージ」、NTTコミュニケーションズの「Biz ホスティング・クラウド・エヌ Object Storage」などのクラウド・ストレージ・サービスに対応した。

そのほか、Hyper-Vシナリオの機能が強化され、WAN上のスイッチオーバーが可能になり、スイッチオーバー後、IPアドレス等のネットワーク設定を自動変更したり、GUIを使用したネットワーク・アダプタの設定変更が可能なため、ネットワーク・セグメントが異なる災害対策拠点への仮想マシンの切り替えがより簡単になった。

さらに、CA ARCserve Replication とCA ARCserve D2Dの連携によって、遠隔地への仮想スタンバイが可能になった。

CA ARCserve D2Dでバックアップした復旧ポイントを遠隔地に複製し、バックアップ・データから自動的に仮想マシンを作成するため、本番サーバに障害が発生した後すぐに複製先を起動できる。

参考価格は、CA ARCserve Backup r16.5が15万円から、CA ARCserve Replication r16.5が19万8,000円から、CA ARCserve Replication r16.5(ファイルサーバ専用版)が9万8,000円から、CA ARCserve High Availability r16.5が39万8,000円から、CA ARCserve High Availability r16.5(ファイルサーバ専用版)が22万8,000円から(いずれも税別)。