ソニーは、電機リストラでの退職強要の違法性について厚生労働省から調査と啓発指導を受けたのに、明確に退職を拒否した労働者に個人面談の再開を強行していることが、3日までに分かりました。

 面談を受けたのは、仙台テクノロジーセンター(宮城県多賀城市)で働く男性。ソニー労働組合仙台支部(電機連合加盟)に加入し、昨年12月末の面談で、きっぱり「退職しないと決めました」と表明しています。

 その後しばらく面談はなくなりましたが、1月31日、上司に突然呼び出され、「考えてくれたか」と言われました。

 男性は再び、「ここに残って働きます」と答えると、上司は「何の仕事をするんだ」と聞き返しました。

 仙台工場には、退職を拒否した後、仕事を奪われ、「キャリア部署」などと呼ばれる「追い出し部屋」に入れられている労働者もいます。

 ソニーは1月、厚労省から面談や「追い出し部屋」の実態調査を受けています。多数回、長期にわたる面談で労働者の自由な意思決定を妨げる退職勧奨を違法とした最高裁判例や仕事を奪うことはパワハラになることなどについて、指導も受けています。

 退職強要を受けた男性は「絶対に辞めない。組合と対応を相談する」と話しています。

 ソニー労組仙台支部は、厚労省に実態の告発を予定しています。