スター・ウォーズ新作 Ep VII はJ.J. Abrams 監督、Ep II / III の3D版は延期

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ディズニー傘下となった Lucasfilm が、スター・ウォーズの新作 STAR WARS:Episode VII を J.J. Abrams が監督することを発表しました。J・J・ エイブラムスといえば、最近では2009年のリメイク版 Star Trek や Mission Impossible シリーズ (M:i:III以降)、SUPER8 などの作品で監督や脚本を務めた映画作家です。

エピソード 7 は昨年10月にディズニーがルーカスフィルムの買収を発表した際、同時に制作を発表したスター・ウォーズの実写長編新作。VII・VIII・IX の三本からなる新三部作の一作目あたります。ディズニーは2015年公開予定のエピソード VII 以降、2〜3年に一本の割合でスター・ウォーズ シリーズの長編実写映画を制作・公開する予定。

また今回、監督をはじめ制作体制の発表と同時に、本来は今年2013年の秋から連続公開する予定だった3D版の STAR WARS Episode II / III の公開を延期することも明らかにされました。理由は新作 エピソード VII の制作に注力するため。
3D版のエピソード II と III は、2012年8月時点の発表では、それぞれ今年2013年の9月20日と10月21日に連続して公開される予定でした。(さらに以前の計画では、2012年の Episode I: Phantom Menace から劇中の時系列順に毎年一作ずつ、2017年の Episode VI: Return of Jedi まで続く予定でした)。

延期された3D版 Ep II と III の公開時期については、今後あらためて発表とされています。


新作エピソード VII の制作体制は、全体の統括がディズニーでルーカスフィルムを担当するプレジデント Kathleen Kenndy (買収前から、ジョージ・ルーカスとともにルーカスフィルムの共同会長)。監督が J.J. Abrams (前述の映画のほか、LOST や Alias 、FRINGE 、Felicity など人気テレビシリーズの制作総指揮・脚本などでも著名)。脚本は Michael Arndt (マイケル・アーント。初執筆の Little Miss Sunshine がアカデミー脚本賞受賞、2作目の Toy Story 3 で脚色賞ノミネート)。

またエイブラムスとともに多数の作品を制作してきた Bryan Burk (ブライアン・バーク)と、エイブラムスとバークの製作会社 Bad Robot Productions がプロデュースに加わります。ほか制作に参加するのは、ジョージ・ルーカスとの共同作業が長い Lawrence Kasdan (ローレンス・カスダン。帝国の逆襲 (Episode V) 、ジェダイの帰還 (Episode VI)やレイダース:失われたアークなどの脚本で参加)。Simon Kinberg (サイモン・キンバーグ。Mr and Mrs Smiths や X-MEN: Final Decision、2009年のSherlock Holmes など)。

スター・ウォーズを後進に譲るジョージ・ルーカス本人のコメントは:

「映画製作者として、またストーリーテラーとして、J.J. エイブラムスには常に感銘を受けてきました。スター・ウォーズ新作の監督として理想の人物であり、スター・ウォーズの遺産を任せるのにかれ以上の適任はありえません」