1982年『ブレードランナー』のショーン・ヤングと現在のショーン・ヤング
 - 写真:Album/アフロ(左)、Larry Busacca / Getty Images

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 1982年公開の映画『ブレードランナー』のレプリカント(アンドロイド)・レーチェル役で知られるショーン・ヤングが、リドリー・スコット監督が企画している同作の続編の製作陣と話をしていたことがわかった。

 オリジナル版の脚本家ハンプトン・ファンチャーも参加している『ブレードランナー』続編企画。すでに新主人公は女性になることが発表されており、スコット監督はオリジナル版の主人公デッカードを演じたハリソン・フォードにも何らかの形で出演してもらいたいと考えていることを明かしていた。

 ショーンはCraveOnlineのインタビューで「『ブレードランナー2』の製作チームに会ったわ」と製作側から接触があったとコメント。「でも現時点では、彼らはただわたしに会いたかっただけだと思うの。確かなことは言えないけど、彼らはオリジナルキャストを使うことを考えていないと思うわ」とハリソンを含むオリジナル版メンバーの出演はなさそうだと語った。

 それでもショーン自身は続編への出演を望んでいるようで「一つだけ今言っておきたいんだけど、もし続編にレーチェルが登場しなかったら観客はがっかりするでしょうね。でも、みんなも知っての通り、ハリウッドの人たちっていつだって間違いを犯すものだから」と続けている。

 オリジナル版に登場する“ネクサス6型”レプリカントの寿命は4年に設定されているが、ショーンの考えでは、レーチェルはより人間に近い“ネクサス7型”のため、そのような期限はないとのこと。SFファン待望の同企画。オリジナル版から30年以上の時を経て、ショーン演じるレーチェルが再び登場することはあるのだろうか? 注目したい。(編集部・市川遥)