中国の掲示板サイト虎撲の掲示板に「日中が開戦になれば30分でわが国が勝利する!」というスレッドが立てられた。中国海軍の少将による発言について、中国のネットユーザーが議論を交わした。

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 尖閣諸島(中国名:釣魚島)をめぐる問題で日中関係が緊張しているなか、スレ主によれば中国海軍の張召忠少将が、もしも日中が開戦になっても米国は軍事行動を起こすまでに議会の承認などで半年は必要となるが、中国は30分以内にケリをつけることができると主張しているという。

 張召忠少将の主張に対して次のようなコメントが寄せられた。

・「全力で戦えば30分もいらないだろ。要は中国がどれほどの力を出すかだ」・「すべてのミサイルを使えば、30分もあれば充分だ」・「わが国のすべての軍事力をつぎ込めば、張少将が言う時間くらいだろう」

 このように30分あれば充分だという意見に同意するコメントが寄せられた。また、「張少将の主張の意味は、もう戦争の準備はできているということだ。30分で日本の第一波を殲滅できるという意味で、日米の反撃が間に合わないということだろう」という分析があった。

 しかし、「そんなにハイテンションになるのはやめようぜ」、「ホラを吹くなよ」など、30分で充分だという意見に反対するコメントや、「戦闘機が飛行場から釣魚島(尖閣諸島の中国側呼称)に行くまでに15分。残りは15分しかないぜ」と指摘するユーザーもいた。

 そのほかの意見には、「あの秘密の武器を使うのですね。分かります」というコメントや、「軍のお偉方は戦争したいに決まっている。昇級するチャンスだからな。それに自分が前線に行くわけでもないし。国内経済が衰退しようが物価が上がろうが、知ったこっちゃないんだ」という批判的なコメントもあった。(編集担当:畠山栄)