AndroidでもiPhoneでもオッケー!なアプリ版「ワンダーJAPAN」。起動するたびに毎回違う珍スポット表紙がお出迎えしてくれます。

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「ワンダーJAPAN」、表紙が毎回インパクトのある写真でかっこいいので、表紙だけなら本屋で見たことある人も多いと思います。2005年創刊の雑誌で、変な観光地、いわゆる「珍スポット」なんかを掘っていく感じの本です。

そのワンダーJAPANがiPhoneやAndroidのアプリで出てました。廃墟、おもしろ建築物、B級グルメなどなど、数百の物件についての写真付き記事がデータベースのようになった内容で、クオリティが高い!

・物件のパワーがすごい

写真が良かったり、文章が面白いのもあるけど、まず第一に物件一つ一つの持つパワーがすごい。

コーヒーうどんを出す香川の喫茶店、

スズメバチの巣でいろんな像を作って展示している長野の「蜂天国」、

性教育がテーマなのに、2Fが18禁な「ハードコアエリア」となっている群馬の「女神館」、

などなど、普通に生きていたら思い付かないまま終わるであろうアイデアを、実現してしまった珍スポットの数々。

それから「軍艦島」や炭坑跡はもちろん、ダムや工場も素晴らしいものがズラーッと並ぶ。名も無き建築物も等しく追いかけ愛していくのもワンダーJAPANのいいところだろう。

・ジャンルが豊富

大量の物件は都道府県の地域やジャンルで絞り込み検索できる。このジャンルが

廃墟、珍建築、珍スポット、B級グルメ、珍寺・珍神社、産業遺産、珍駅舎、巨大建築、戦争遺跡、近代建築、地下空間、大仏大観音、廃線跡、鉱山跡、水門、巨石・イワクラ、高層建築・タワー、お城建築、工場、昭和レトロ、公園遊具、宗教建築、給水塔、巨大オブジェ、その他

と、実に素晴らしい。便利だし、分かりやすいし、改めて「地下空間」とか言われると、とってもワクワクする。「大阪城そっくりに作られたホテル」みたいな「お城建築」なんていうのも珍スポットらしさの際立つジャンルで面白い。

・GPS

さらにスマートフォンアプリならではの機能として、珍スポットマップがある。

日本各地の珍スポットがバババっと表示できて、お気に入りに入れた物件は違う色のアイコンで表示される。現在地の取得もできるので、車や電車で旅しながら最寄りの珍スポットをサーチしていくことも出来る。

旅行先で1日余って、近くの変な場所を探訪してみたりなんかしちゃえば、ワンダーJAPANの掲げる「通常の旅行ガイドブックなどでは取り上げないもう一つの日本を紹介」という趣旨にぴったりだ。

・伝言板

最後に紹介する「伝言板」機能は、文字通り伝言板だ。伝言板は「読者の雑談」と「ワンダーJAPANからのお知らせ」の2つ。読者から早速「あのスポットは今は閉鎖されています」など、リアルタイム情報が届いていたり、ウワサ感があってたまらない。

こういう「本当はどうなのか」を各自確認する余地が残っているのも珍スポットのいいところ。たとえば「餃子パフェ」を出す店の記事で「餃子はスイーツと考えれば餃子パフェも違和感なくおいしく食べられる」とか書いてて、「前提おかしいだろ!」と思いつつも、確認してみたい気持ちが抑えられない自分も。

これだけ色々入っててアプリは無料。一つ一つの記事文章も長くないし、読み込み速度もストレスを感じなかったので何気なく読むのも楽でおすすめです!iPhoneの方はこちら、Androidの方はこちらからダウンロードできます。(香山哲)