全国既存百貨店の売上高が0.3%増 前年超えは16年ぶり

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 日本百貨店協会が2012年の全国百貨店売上高を発表し、既存店ベースで16年ぶりに前年を上回った。地方は0.6%減だったが10都市が0.8%増になり、全国では0.3%増を達成。衣料、身の回り品、雑貨がいずれもプラス成長になっている。

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 既存店ベースの年間売上高がプラスになった背景には震災反動や都心大型店の増床・改装があると協会は説明しており、地域別では関東圏を中心に前年超えが増え、東北でも仙台が7.7%増と高い伸び率を達成。一方で西日本はマイナス成長の地域が目立った。

 商品別でみると、紳士服・洋品と婦人服・洋品がいずれもプラスに転じ、ここ数年マイナスだった衣料品が0.6%増と売上を回復。また化粧品は2.5%増、美術・宝飾・貴金属が3.4%増で、全体の数字を押し上げている。

 大型改装やリニューアルが相次いだ東京の百貨店だけでみると、既存店が2.1%増、全体ベースでも1.7%増の1兆5203億円を計上。既存店の売上高が2.8%増の衣料品は紳士服が特に好調で、大丸などが力を入れた食料品も2.1%増になった。