映画『大奥〜永遠〜[右衛門佐・綱吉篇]』初日舞台あいさつ

 12月22日、映画「大奥〜永遠〜[右衛門佐・綱吉篇]」の初日舞台挨拶が丸の内ピカデリー2にて行われ、堺雅人・菅野美穂・尾野真千子・柄本佑・要潤・椿鬼奴・宮藤官九郎・西田敏行、そして金子文紀監督が登壇した。
 本作は男女逆転の世界が話題となり大ヒットした映画「大奥」を2年を隔て、連続ドラマ+映画の壮大な続編プロジェクト。
 映画「大奥〜永遠〜[右衛門佐・綱吉篇]」では5代将軍綱吉の時代を舞台に大奥入りした右衛門佐(えもんのすけ/堺雅人)と5代将軍徳川綱吉(菅野美穂)との、儚くも切ない愛の物語である。
 キャストが登壇し、菅野美穂さんのあいさつが始まるとファンから「将軍さま〜!」の声が・・・。すると菅野美穂さんは「苦しゅうない」と応えると客席から笑い声が起こり会場内を和ませた。
 堺雅人さんは菅野美穂さんとの初共演について「(菅野美穂さんは)作品ごとに顔を変えられる、どこから攻めていいのかわからない、懐の深い女優さんだと思っていたのですが実際に共演して、それ以上に懐が深いというか、それは最後の最後は全部役作りだったということがわかるんですけども、得体のしれない人というか、懐の深いすごく大きな人として演じてる時は思ってました。一言では言い表せないいろんな面を持った女優さんだと思います。」と語る。
 菅野美穂さんは堺雅人さんとの共演について「お会いする前は穏やかでニコニコしてらっしゃるような草食系男子のイメージだったんですけど、共演させていただいてみて、草食系とは違うマイペースで植物系男子だなと思います。」と堺雅人さんと共演してイメージが変わったことを語っていた。
 そして、尾野真千子さんは菅野美穂さんとの共演について「ずっと顔を見る芝居が多かったんですけど、顔がコロコロ変わりまして『ぽーっ』と見とれてしまってました。」と、堺雅人さんと同じく菅野美穂さんの顔がシーンごとに変わることに驚愕した様子。
 西田敏行さんは菅野美穂さんとの共演について「菅野さんの才能というかいろんな意味で感銘を受けてまして、ご一緒できるってのは嬉しいなと思ったし、一役一役で全部顔が違うんですよね。すばらしいコメディエンヌもできるしアクトレスとしての動きもできるし、本当に幅が広いというかアンテナの張り方がすごいなと思っていろいろ勉強させていただきました。」と、菅野美穂さんの才能を絶賛。
 最後に堺雅人さんは「男女逆転という変わった設定ですし、時代劇というすごく時空を超えた世界ではありますが、観終わった後に心に直接届くような、そういうストレートな本格的な物語ができたと思っております。素晴らしいキャストの皆さん、そして素晴らしい原作、金子監督をはじめとする素晴らしいスタッフの皆さんと力を合わせて作りました。豪華絢爛な世界でお正月映画にもピッタリですし、純愛映画ですので年末のすごく素敵な夜にご覧なってくださるのも素敵だと思います。最後までこの作品を愛してくだされば、現場の人間として嬉しく思います。」と締めくくった。
  映画「大奥〜永遠〜[右衛門佐・綱吉篇]」は絶賛公開中



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