「週刊アスキー」(1.29増刊号)付録の、指装着型「ウルトラマウス」。使い勝手には賛否両論あるようですが、使い方さえわかればとっても便利で、しかもやすい。使って見る価値あり!

写真拡大

今週の週刊アスキー1/29増刊号の付録でついてくる、指先装着型マウスが楽しい!
とても小さい、人差し指サイズの光学マウスです。

とはいえ、買ったはいいけど全然使えないんじゃ意味が無い。
早速どのくらい使えるか試してみました。
結論としては「普段使い慣れているマウスよりは使いづらいけど、さっとつかう分には想像以上に便利」といったところです。

まず重量。
約30グラム程度なので、非常に軽いです。
そのため、指にはめたままキータッチ可能です。
「邪魔で仕方ない」といったことは、ほぼないはず。適当にはめると他のキーにぶつかるので、はめ方にコツはいります。後述する「中指装着」で解決します。

次に精度。
ものすごく敏感というほどではないのですが、ほとんどの場所で反応します。
これの最大の売りだと思うんですが、膝での反応がめちゃくちゃいい。
通常のマウス(光学・レーザーともに)を膝で使う人も多いですが、そういう人ならこのマウスとても使いやすいはずです。
ようは、膝を指でなぞる感覚だと思うといいかと。
結構思ったとおりに動いてくれます。

ボタンとホイール。
左側にボタンが二つ、ホイールが一つついています。
これで右クリック・左クリックが可能です。
人差し指に装着したときは親指でのクリックになります。
触れる角度を調節してちょっとだけ慣れが必要です。

個人的にオススメなのが、中指に装着して、人差し指を上に乗せ、親指でクリックする方法。
しょこたんは人差し指ですが、中指につけたほうが安定感が出て、ボタンとホイールの位置がちょうど親指のあたりにくるので使いやすいのですよ。
こうすると、すごく軽いマウスという感じの使い心地が味わえて、なかなか便利です。

装着時は指輪みたいにはめるのではなく、少し左に傾けるのがコツ。
マウスの上に矢印が書いてあり、その方向がまっすぐ上なので、コレに合わせて装着します。
そうすると親指との距離がぴったりになります。

そしてさわり心地。
非光沢の、柔らかいザラザラしたプラスチックでできています。
これが妙に気持ちよくて手に馴染みます。
ただしこれで頭をかいたりしたら、すぐ汚れます。脂には弱いので注意。
ケーブルは紐で覆われたタイプなので、適当にグルグル巻きにしても平気です。
片付けの際に、指の輪の部分に巻いて挟んでおけばOKなので、持ち運びにも便利。

指輪の部分ですが、軟性プラスチックで、極端に指が細い・太い人でなければ、ちょうど指にはまるはずです。
締め付けも悪くないです。あわない人はこの部分だけ改造するといいかも。

欠点は、軽すぎるて人差し指装着の場合はグラグラ不安定になること。
多分人差し指にこだわると、どうしてもカーソルが斜めになり、細かい操作出来ない場合が多くなると思います。
そうすると、操作する親指も疲れるので「使えないマウス」になってしまう。
細かい作業には人差し指では向かないので、中指装着、絶賛オススメ。
人間の指って、人差し指は斜めにしていることが多くて、中指は縦にしていることが非常に多いんです。

このタイプのマウスは以前からありましたが、なんといっても590円の雑誌の付録についてくるってのがありがたい。激安です。
ワガママを言えば、これでワイヤレスで、クリックボタンが押しやすければ文句なしですが、まあその場合は普通のを買えってことですね。頻繁にマウスで細かい作業をする人向けではないです。Web閲覧をする際などにはとても便利。
ちょっと変わったマウスが欲しい人、手首が痛い人、ノートPCを持ち歩く際小型のマウスが欲しい人にはもってこいの付録です。
あくまでも「小型マウス」であって、空中レーザーマウス的なものではないのでご注意を。

ちなみに、ネタではあるんですが本文には「ウルトラマウスを装着しただけでは通常のノートパソコンがタッチパネルになることはありませんのでご注意ください」と書かれています。
わはは。Windows8の時は大変だったみたいですね。

でもマウスならカーソルを動かせば、擬似タッチパネルになるんじゃないか???
試しにやってみましたが……ムリでした。
光学マウスは光沢のあるもの、光るものに滅法弱い。
反応はまれにするものの、タブレット画面、ガラス、鏡、PP加工の本などの上ではほぼ使えません。
擬似タッチパネルの夢、敗れたり。
(たまごまご)