ついに背中を預けるのではなく、背中を伸ばしたガードポジションになった挑戦者は、ハーフからパウンドを受けてディフェンスのためのアームロックへ。バックに回って鉄槌を落すベン・ヘンは、腕を引抜き思い切りエルボーを落す。劣勢が続くネイト、アキレス腱固めからのスクランブルも潰され、顔面にパウンドを落される。立ち上がった王者、ネイトは蹴り上げを見せるだけで、ラウンド終了間際に立ち上がるもローを受けたところでラウンドが終了した。

最終回、組みついてケージにネイトを押し込んだベン・ヘンは、頭を胸につけた状態でパンチを放つ。エルボーは空振りしたが、すぐに左から右ワキを差してボディロックの状態になると、左ワキをくぐりバックへ。大きくネイトを持ち上げてスラムのようにテイクダウンを奪う。ベン・ヘンは腰を上げた状態でエルボーを落し、足を払ってパスへ。背中を見せたネイトにヒザを蹴り込み、立ち上がってもボディロックから再びバックを取る。

ネイトはキムラアームロックを仕掛けるも、潰されパンチを頭部に入れられる。立ち上がったネイトは投げを見せるも、トップを許しパンチを受け続ける。立ち上がり際に、後方からハイキックを蹴り込まれるなど、攻められ続けるネイト。右目の下を大きく腫らしたチャレンジャーは、残り15秒で打撃の間合いになるも何もできないままタイムアップを迎えると、自ら握手を求めて挑戦者を称えるしかなかった。