もし天使と悪魔が会社員だったら…?という驚きの設定と美麗イラスト、豪華キャスト陣の共演で話題を呼んだドラマCD「天使×悪魔」シリーズ待望の2ndシーズンが、いよいよスタートする。3巻連続リリースが決定し、11月21日(水)に第1巻が発売される。

今回は、このドラマCDに出演する、遊佐浩二さん(アズラエル役)、皆川純子さん(ベルフェゴール役)、鳥海浩輔さん(ミカエル役)、下野紘さん(サンダルフォン役)よりコメントが到着したので紹介する。


■遊佐浩二、皆川純子、鳥海浩輔コメント

――収録を終えての感想をお聞かせください。

アズラエル役・遊佐浩二:非常に楽しいメンバーとスピーディーに収録させていただきました。テンポよくできたので、順調に収録を終えることができました。

ミカエル役・鳥海浩輔:僕も遊佐さんと同じ感想ですね。非常にスピーディーな収録だったなと思います。相変わらずにぎやかな作品で、いい意味でイラストと内容のギャップがあっておもしろかったです。

遊佐:ジャケ買いした人は、エライ目にあうよね。

鳥海:ドラマCDを聴いて「この作品、何!?」と疑問に思うことがあるかもしれませんが、そのギャップをも楽しめる作品になっていると思います。とても楽しかったです。

ベルフェゴール役・皆川純子:楽しい方々とご一緒させていただいたので、本当にあっという間の収録でした。前回(※ファーストシーズン第2巻)はものすごく疲れたので(笑)。もちろん、とても楽しい収録でしたけどね。前回のメンバーはボケちゃんばかりでつっこみ疲れましたが、今回はただただ終始笑っていられるような感じで、とにかく楽しく収録させていただきました。


――ご自身が演じたキャラクターについて、どのようなキャラクターだったのか教えてください。また、皆川さん、鳥海さんはファーストシーズンからの参加ですので、今回の役どころについてお聴かせください。

遊佐:HLS(総合商社「Heavenly Living Space」)のモバイルコンテンツ課に勤めている人です。主にシステム関係の仕事をしており、営業畑の人とは違い、外向的ではありません。会社の最下層に巣食っていて、あまり外に出ることも、人と会話をすることもほとんどなく、非常に暗いところを好む人です。

そうやって平和に暮らしている僕を脅かすサンダル(サンダルフォン)というやつが僕の部屋にやってきまして(笑)。彼によってひっかきまわされましたが、「会社の命令とあらば、素直に従う」という素直な面も持ち合わせています。あと、周りからは家畜と言われています。

一同:(笑)。

遊佐:そこだけ聴いていると、とても天使とは思えないような気がしますが、彼は彼なりに充実した毎日を送っているようです。

皆川:でも、アズラエルはスイッチが入りますからね。

遊佐:スイッチが入ったあとの方が僕はやりやすいよ(笑)。ただ、スイッチが入る前も入ったあとも、どちらもギャップをより出せるようにがんばりました。見た目は前髪が長く、ダッフルコートを身にまとっています。

鳥海:前髪で目が隠れていますけど、この目が出るとイケメンになるんですよね?

遊佐:そうそう。あと、イラストを見るとわかりますが、罪と罰というTシャツなのかトレーナーなのかわからない服を着ています。ファッションセンスはいまいちのようです(苦笑)。まぁ表に出ないので、その辺はあまりこだわる必要がないのかなと思います。

鳥海:部屋着ですからね。

遊佐:ほかのキャラに比べると若干地味に見えますが、まじめな……まじめだけが取り柄です。その辺が僕に似ているなと思いました(笑)。

鳥海:ミカエルは、HLSの第一事業部で営業を担当しています。結構いい立場なのに、まだ外回りの営業に出ているみたいです。

遊佐:営業って言いつつ、本当はあまり外回りしてないんじゃないの?

鳥海:どうなんでしょうかね?

遊佐:11時20分くらいには昼食に出ちゃうタイプだよ。

鳥海:(笑)。でも会社では、社長である神の右腕と呼ばれるかなりの実力者らしいです。基本的に彼はお兄さん自身のこと、いかにお兄さんで楽しむかということ、そしていかにして会社をさぼるかということを考えています(笑)。そんな彼が上にのぼりつめていける会社というのもどうなんだろうなと思いますけど。

遊佐:実力至上主義なんだよ、きっと。

鳥海:まぁそうですね。ミカエルは限られた時間のなかで一応の結果を残しているようなので……。

遊佐:どれだけ時間をかけようが、できないやつはできないんだよ。無能なやつなんですよ。

鳥海:(苦笑)。だから、そういう意味ではミカエルはできるやつなんですよ。フレックスタイムの申し子、みたいなところがあるのでしょう。前回(ファーストシーズン第1巻)と比べて、アズラエルやサンダルフォンの仕事についていくシーンがあったり、会社員らしいところは見せていますが、お兄さんをとにかく……というところは同じでした。彼にはこのままぶれずにいてほしいですね。まっすぐに進んでいってもらいたいです。きっと、そのうちまた出世するでしょう。

皆川:私はベルの見た目が自由自在というところに、非常に驚きましたね!前回はジャケ写などで公開されている中世的な少年でしたが、今回は台本に「20代前半の美青年」って書いてあったんですよ(笑)。「私にそんな役の声ができるわけない!」って思ったんですけど、私なりに頑張りました(笑)。

前回同様、中身とキャラ絵がまるで違うCDですので、「見た目じゃなくて気持ちが大事!」と思って、気持ちよく美青年を演じました。見た目が自由自在という設定があるので、これから先、女の子だったり男の子だったり、青年だったりとどんなふうに変化していくのか、今後が楽しみなキャラクターです。


――今回、共演している他のキャラクターについての印象をお聴かせください。

遊佐:とにかく、サンダルがうるさかったですね(笑)。それが一番、印象に残っています。

一同:(笑)。

皆川:いい意味でうっとうしいキャラクターでしたよね(笑)。

遊佐:アズラエルはあまり大声を出さない子なのに、サンダルフォンにつっこまないといけないから結構大変でした。

鳥海:下野さんは結構、大声出してましたからね(笑)。

遊佐:サンダルフォンはいい天使なんでしょうけど、めんどくさいなって思いました(笑)。

皆川:でも、こういう人いるなぁって思いましたよ、私(笑)。

鳥海:うっとうしいとかめんどくさいと思われながらも、トップに気に入られてるんですよね、サンダルフォンは。

皆川:そう!それに、彼の発言を聴いてると押さえているところはちゃんと押さえてるんですよ。だから、意外と誰よりも一枚上手なのかなと思いました。

鳥海:ベルフェゴールは大半が本来の姿ではなかったので、本当はどんな感じのキャラクターなのかなと思いました。今回だけで言うと、「バーカ、バーカ!」って言ってた印象しかないですもん。

皆川:(笑)。わたし的に「バーカ、バーカ!」は、ベルの今日イチのセリフです(笑)。

鳥海:このメンバーのなかでは、きっと若い方なんでしょう。

皆川:子どもっぽいタイプなんですよ、サンダルと一緒で(笑)。本来のベルフェゴールにはサンダルフォンっぽいところがあるので…。小悪魔的なサンダルポジションですね。

鳥海:「悪魔」だけにね。うまいですね〜。

皆川:ありがとうございます(笑)。あとはミカちゃん(ミカエル)ですね。イラストを見ると、一番美しい天使ですよね。

鳥海:四大天使のひとりですからね。やっぱり格が違うからでしょう。

一同:(笑)。


――作中で印象に残ったシーンやセリフ、聴きどころを教えてください。

遊佐:CD全編通して一つのお話になっているので、ここが一番というのはなかなか難しいのですが、やはりご婦人と執事の関係というのが泣かせます。

皆川:いい執事でしたよね〜。

遊佐:ご婦人と執事役を大ベテランの声優さんが演じていることに僕は驚きました。沢田敏子さんと清川元夢さんがそれぞれ演じていらっしゃるのですがこのお二人がそろっている現場には昨今あまりお邪魔していないので。

鳥海:すごいですよね。

皆川:私、お二人と同じ事務所ですけど、なかなかお会いできない!超貴重!

鳥海:老け役を若い子が演じていたりしますからね。

皆川:だから本当にすばらしかったです。いい緊張感がありました。

遊佐:なかなかほかのCDでは聴けないと思うので、そこが聴きどころだと思います。清川さんは本当に執事でした。

鳥海:イメージする通りの執事でしたよね。

遊佐:バトラーになるには、あれくらいかかるんだろうなってリアルに思いました。

鳥海:あとは、下野さんの熱演ですね。

遊佐:だって、現場ではタンクトップ1枚でやってたからね。

鳥海:途中からそうでしたよね。我々はスタジオで「寒い、寒い」って言ってるのに一人だけタンクトップだなんて…さすが下野さんでした。ミカエルの登場シーンで聴きどころを選ぶとしたら……途中で音もなく、すっといなくなるところでしょうか(笑)。

遊佐:いないながらも存在感を残すキャラでしたね。

皆川:アズちゃん(アズラエル)が、引きこもりモードのときはあまったれな感じでかわいいんですけど、スイッチが入るとすごく変わるんですよ!かっこよくて、すてきな遊佐さんの声が聴けますよ。ですので、普段のアズちゃんとスイッチが入ったときの違いがポイントかなと思います。

――ありがとうございます。最後に、CDの発売を待っているファンヘのメッセージをお願いします。

遊佐:今回初登場でしたので、精一杯務めさせていただきました。これまでのシリーズをご存じの方は、安心して聴いていただければと思います。この巻から買い始めるという方は、前情報をちゃんと集めて内容をよくご理解の上、お買い上げいただけると幸いです。大変おもしろいと思いますけどね。損はしないと思いますので、よろしくお願いいたします。

鳥海:おかげさまでセカンドシーズンに突入しました。みなさんの応援のおかげです。新しい仲間が増え、さらにパワーアップしています。ぜひ買ってください。みなさんが買ってくださらないと、僕は今回が最後の登場になってしまうかもしれませんよ!

遊佐:それは僕だって同じだよ。

皆川:私だってそうですよ!ファーストシーズンに登場しているし、もう出ない可能性大ですよ。

遊佐:みなさんがどうしても買わない、っていうなら僕たちは今回が最後かもしれません(苦笑)。

鳥海:僕たちがまた登場できるかどうかは、みなさんにかかっています。断定的に言うことはできませんが、上手くいけばもしかしたら何か他の展開があるかもしれませんので、引き続きよろしくお願いします。

皆川:買っていただけたら本当にうれしいです。絶対におもしろいので、損はありません!ぜひ聴いてみてください。そして、また登場できますように!!


――ありがとうございました!



■下野紘コメント

――収録を終えての感想をお聞かせください。

サンダルフォン役・下野紘:心地よい疲労感があります。サンダルフォンは人の話を聴かないで喋りまくるキャラクターだったので、「こんなに喋るのか!」と思い、収録しながらビックリしました。でも、やっていて楽しかったです。


――ご自身が演じたキャラクターについて、どのようなキャラクターだったのか教えてください。

下野:サンダルフォンはポジティブすぎる子だなと思いました。前向き過ぎるんです(笑)。もう少し後ろを振り返るとか、立ち止まるということを覚えてほしいですね。

あと、彼はもともと人間だったという設定なので、あまり天使っぽくない部分があります。なので、天使だ!と恐れ多い感じではなく、元気で若い高校生みたいな感じのキャラクターだなぁと思います。絵的にもそうですしね。


――今回、共演している他のキャラクターについての印象をお聴かせください。

下野:僕は、3人のなかで身勝手ではなく一番周りのことをきちんと見ているなと思ったのは、アズラエルですね。他のみんなは自分勝手じゃないですか(苦笑)。ベルフェゴールは人の話を聴かないでいちゃもんつけるし、ミカエルはお兄ちゃんのことばかりだし。そう考えると、その場にとどまって話を聴いてくれるのはアズラエルだけだなと思います。でも、ミカエルは決めるところは決めていてカッコいいなと思いました。


――他のみなさんはサンダルフォンをめんどくさい、うっとうしいキャラクターとおっしゃっていましたよ?

下野:え〜めんどくさいとかうっとうしいってどういうことですか(笑)。でも、部屋に閉じこもるアズラエルに「部屋出てきなよ!出てきなってば!ほ〜ら、出てこい!!」って連呼するタイプなので、はたから見ていたらうっとうしいでしょうね(苦笑)。

あと、ベルフェゴールの「ギャフン」とか「バーカ、バーカ」というセリフがおもしろかったですね。だって、こういう言葉って普段はそうそう聴かないですから。ベルフェゴールはサンダルフォンよりも子どもなんだなって思いました。まぁ、どのキャラクターもみんな残念だなと思います(笑)。


――作中で印象に残ったシーンやセリフ、聴きどころを教えてください。

下野:僕は社長とのバーベキューの思い出を語っているところが印象的です。一番せわしなかったなぁと思いますけど。彼自身が楽しくなって、ついつい喋っちゃったという彼らしい面が聴けるところでもあるので……。

サンダルフォンのテンションがすごかったので、僕は収録しながら自分でおかしくなってきて、つい笑いそうになりましたけど(笑)、その辺を聴いて欲しいです。

あと、ミカエルが消えた辺りでほかの3人ががんばっているところでしょうか。まさかあのタイミングでいなくなるなんて(笑)。もう少し僕たちを見守ってくれるのかな?」と思ったら、全然違いましたね。



――ありがとうございます。最後に、CDの発売を待っているファンヘのメッセージをお願いします。

下野:新キャラクターとして、アズラエルと一緒に登場させていただきました。本当に楽しい収録でした。CDを聴いていただければ、その楽しさがみなさんにもきっと伝わると思いますので、ぜひ聴いてください。またどこかで出番があることを切に願いつつ、これからも応援をお願いいたします。


――ありがとうございました!


■天使×悪魔 2ndシーズン ドラマCD1

【発売日】2012年11月21日(水)
【価格】2,625円(税込)
【品番】FFCO-0072
【発売元・販売元】フロンティアワークス

【キャスト】
アズラエル:遊佐浩二
サンダルフォン:下野紘
ベルフェゴール:皆川純子
ミカエル:鳥海浩輔
婦人:沢田敏子
執事:清川元夢



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