作詞家であり作家のなかにし礼氏(74)が今春、『ワイド!スクランブル』(テレ朝系)の本番中にVTRで食道がんになったことを告白、それから半年が経った。
 このたび、見事、がんを克服したご本人の弁はこうだ。
 「10月には現場復帰できるほどに回復。放射線治療の一つである先進医療の陽子線治療を受けてがんが消滅したため」

 なかにし氏の食道がんは「初期から進行した状態」だった。基本的には手術が適用となる症状だが、27歳と54歳のときに心筋梗塞を患ったことがあり、心臓に負担大と手術に不安を抱えていた。
 そこでなかにし氏は、今年7月に刊行した著書『人生の教科書』(ワニブックス)で〈現在の日本における“切らずに治すがん治療”の全知全能にかけてみようと決心した〉と告白。陽子線治療を受けることを決意した経緯を説明していた。

 これは局にとって“朗報”だったろう。この“がん本”をテレ朝が恥も外聞もなく売りまくるのではないかとの見方が、いまから広がっているのだ。
 「テレ朝とワニブックスといえば、宮尾すすむさんの有名コーナー『社長の私生活』を書籍にしてかなり売ったことで知られる。今回は“切らないがん”がテーマで患者は有名人。そうなると最低でも50万部はいくと見込まれている。ただ、朝から晩までがん本を宣伝するなかにし氏の姿を思い浮かべると、どこか悲壮感も漂ってきますが…」(番組制作関係者)

 テレ朝は今、通販のロッピングが不振。『ちい散歩』のあとの加山雄三『ゆうゆう散歩』も冴えない。なかにし氏のがん本に賭けてもおかしくない状況だが、果たして目論見通りいくかどうか。