2年目岩本が初登板初先発でプロ1勝

阪神が完封連勝。2年目の19歳・岩本がプロ初登板初先発で初勝利を挙げた。

岩本は6回78球2安打4奪三振1四球の内容で無失点。ヒーローインタビューのマイクの前に立つと、スタンドの阪神ファンからは拍手と「イワモト、イワモト!」という盛大なコールが贈られた。「ありがとうございます!(コールは)聞こえました。(初登板初勝利は)先発を言われた時から、これを狙っていこうと思っていたので、ホント良かったです。(先発を言われたのは)ホント最近です。(チームが)ナゴヤドームで勝ててなく、昨日勝ったので、今日も勝ってやろうと思いました。(初回先頭・大島に安打され)自分の中では焦ってたんですが、(2番・柳田から)三振を取れて良かったです。この1勝に終わらず、これからももっと積み重ねていきたい」と話した。

この日は両親や兄もスタンドから声援を送った。岩本は「家族の前で勝てて良かった。兄の影響も大きいので勝てて良かった。ナゴヤドームにもタイガースファンはいっぱい来てくれ、どうしても勝ちたいというのがあった」と笑顔で歓声に応えた。

阪神は初回2死一、二塁からマートンの中前適時打で先制。三回は2死二塁から新井良が左前適時打。さらにマートンの右前打で一、三塁とし、ブラゼルが左前に適時打を放って、この回2点を追加。五回は1死三塁から新井良の中前適時打で4点目。八回は先頭・ブラゼルが右翼へ12号ソロ。さらに2死一、三塁から大和が左線へ2点二塁打を放ち、この回3点を追加した。

中日の先発・山内は4回1/3を投げ、4失点で6敗目(9勝)。(デイリー)


プロ2年目、19歳の若武者が大きな大きな仕事をやってのけました!山口・南陽工から一昨年のドラフト4位で入団の岩本輝がプロ初登板初先発で初勝利!本人は先発を言い渡されたときから「やるからには初先発初勝利狙ってた」とニンマリ。顔つきを見るとまだまだ子供な感じがしますが、マウンド捌きはイニングを追うごとに思い切りが良くなり、6回を2安打無失点4つの三振。球数やドラゴンズ打線の状態を見れば、完投も視野にいけるところまで投げさせてやったら良かったのにと思うんですがね…。ファームでは今季2完投も記録してる訳だし、スタミナ的には全然問題なかったと思うんだけど。。「弱気は最大の敵」南陽工の大先輩にあたる津田恒美さんの度胸満点のピッチングを引き継いだ岩本。津田さんも天国で可愛い後輩の初勝利に喜んでるんじゃないかな。兎にも角にもナイスピッチング!初勝利おめでとう!

その岩本のピッチング内容ですが、立ち上がりは緊張からかどこかぎこちないところがあり、先頭の大島にセンター前ヒットを許すも次の柳田の打席で盗塁を仕掛けてきた大島を小宮山の強肩で見事刺すと、柳田もスライダーで三振にしとめ2アウト。和田にフォアボールを許すも、ブランコをセカンドゴロで打ち取り上々の滑り出し。2回には先頭の井端にレフト前ヒットを許すも後続をピシャリ。ここから岩本の独断場がスタート。ストレートは140キロ前後なものの、大きなカーブにスライダーを上手く絡めて3回以降、降板する6回まで4イニング連続三者凡退とドラゴンズ打線を手玉に取る内容。腕はしっかり振れてたし、内角の厳しいところへも押してた。なによりコミーとの息も合ってたように思う。

本人が知ってるかどうかは知らないけど、前日負けたドラゴンズ・高木監督が「明日のピッチャーなら点が取れるかもしれん」と昨日の山本昌と能見の投げ合いを引き合いに出して、貧打線にあえぐドラゴンズ打線でも岩本クラスならどうにかなる的な感じの小バカにした発言があったので、今日の岩本の素晴らしい内容に言った張本人の高木監督は恥ずかしさが増幅してるんじゃないかな。他所のことを云々言う前に自分のチームの心配をしとけっちゅね、居眠り老人は引っ込んどけ!ファンとしては岩本でかした!してやったり!

その岩本の記念すべきプロ初先発初勝利をアシストすべく打線もいつもと違って攻撃的。昨日は執念のスクイズで奪い取った1点での勝利でしたが、今日は打線が活発でした。初回、上本がセンター前ヒット、大和が送り、鳥谷がフォアボール、2死1・2塁のチャンスでマートンが鮮やかにセンター前へタイムリーを弾き返して先制!3回には上本がセンター前ヒット&盗塁を決め得点圏へ進めると、良太がレフト前タイムリー、マートンライト前ヒット、ブラゼル技ありのレフト前タイムリーと打線が繋がり3連打で2点追加!先発の岩本へ心強い援護射撃を繰り出す打線。5回にも先頭の大和がヒットで出るとすかさず盗塁、良太のタイムリーを引き出し、ドラゴンズ先発の山内をKO。序盤にして4点リードとナゴドにしてなかなかの攻撃。

ダメ押しをしたい終盤8回には先頭のブラゼルが雄太からライトへダメ押しソロを放つと、2アウトから関本のショートゴロを井端がエラーすると、上本が今日4安打目のヒットで繋ぎ、大和がダメのダメを押すレフト線への2点タイムリーを放って勝負あり。

岩本のあとを福原−加藤−榎田−鶴と繋いで2試合連続のシャットアウト勝利は4年ぶりのナゴヤドームでの連勝となりました。岩本は小嶋以来となるプロ初登板初先発での勝利。このピッチングを忘れずに次回の登板、来期へとホップ、ステップ、ジャンプと羽ばたいて欲しいと思います。

岩本、歳内、秋山、二神…先発投手陣は岩田、能見、久保、スタンリッジ、メッセンジャーとなかなか壁を破るのは難しい面もあるけど、先発6番目の椅子を必死になってアピールし合い結果を出し合うのは結構なこと。来週からはヤクルト、巨人、横浜と9連戦が控えてるだけに岩本にも歳内にもまたチャンスが巡ってくると思う。お互いをライバル視し、相手のピッチャーをよく研究して、自分ならこの場面どうするか…っちゅうことを試合中に学んでマウンドで生かしてもらいたいと思います。

ここへ来てようやく育成モードになりつつある和田阪神。打者陣も上本、大和と結果を出し、良太も相変わらず元気だし、小宮山もいい具合にリードしてるんじゃないかな。個人的にはあと一人、二人、ファームから上げて見てみたい。来期を見据えてベテラン組の皆さんにはファームでゆっくりしてもらってもいいんじゃねぇのって。来週は甲子園でヤクルト3連戦、東京で巨人3連戦、また甲子園に帰ってきて横浜3連戦と少し忙しない日程だけど、来期を見据えて今日のようなメンバーで思いっきり戦ったらいいと思う。下手に勝とうとしてベテラン組をスタメンなんかで使おうものなら来期も暗い。
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中日ドラゴンズ0○7阪神タイガース〜ナゴヤドーム・20回戦

【神】○岩本−福原−加藤−榎田−鶴
【中】●山内−小林正−武藤−雄太−矢地

【勝ち投手】岩本(1勝)
【負け投手】山内(9勝6敗)

〜ホームラン〜
【神】ブラゼル12号ソロ(8回オモテ・雄太)

阪神タイガース通算成績 47勝64敗13分 対ドラゴンズ 6勝13敗1分