野村ホールディングス(8604)に買いチャンス? おっと、まずはネックラインで確認してからだ!

フォーメーション分析にも落とし穴がある。ダブルボトムとかトリプルトップといった形だけにこだわりすぎてしまうと、実は投資タイミングではないところで買ってしまったり売ってしまうことになる。いわゆる「だまし」にあう、というわけだ。さて、そんな「だまし」を防ぐ方法はあるのか? 今回はそんなお話!

登場人物

福永博之さん

テクニカル分析の第一人者。どんな愚かモノにもいつも笑顔でわかりやすく教えてくれる超人格者。さまざまな投資情報を提供するサイト「アイトラスト」を運営するインベストラスト代表取締役でもある。『めちゃくちゃ売れてるマネー誌 ZAiが作った「株」チャートらくらく航海術』『FX一目均衡表ベーシックマスターブック』(弊社刊)など著作多数。今回、右端が空白のチャートが出てくるが、これはインベストラストが提供するアイチャート独自の機能。

ハラダ

チャートの(チャートも)愚かモノ。株やFXなど投資関連の編集に携わって10数年。「やれやれ、やっとオリンピックも終わりか。よーし、そろそろチャートの勉強も再開しなきゃな!」 ん? てことは、オリンピック期間中にやっていたフォーメーション分析についてはどうなのよ? 「へへへ、それがあまり真面目にやってなかったんだよな〜。ま、いいじゃん!」よかねーよ、まったくもう。というわけで、前回のおさらいから入ります。けっこう重要だからね。

ネックラインはどうやって引くの?

 センセイ、前回(キヤノン(7751)とパナソニック(6752)で検証! ダブル/トリプルボトムの買いタイミングを探る)のレッスンではサラリと話を進めちゃって聞き返すスキも与えてくれなかったんだけど、そもそもネックラインの引き方って、きちんと説明してもらってないんだけど。

 あれれ、そうでしたっけ? でも、ちゃんと理解しているような素振りでしたよ。

 いーや、オレは愚かモノなので、ボンヤリとしかわかっていませーん!(実はボンヤリともわかっていない?)

 理解していないことを、そんなに勝ち誇ったような顔で自慢されてもねぇ(嘆息)。ともかく、それでは今回のレッスンでネックラインの引き方について取り上げることにしましょう。ダブルボトムやダブルトップなどといった相場の底や天井で形成しやすいフォーメーションについては、もう十分に理解していますよね?

 もちろん、山あり谷ありの人生を送ってきたオレだぞ。任せてくれい!(といいつつ、前回、前々回の内容をこっそりチェック)

 ダブルボトムやダブルトップなどのフォーメーションが形成されつつあっても、それが“だまし”である可能性も考えられます。そこで、本当に株価が底打ちしたり天井をつけたりするのかどうかを見極めるモノサシが必要となります。

 それがネックライン、だよね。それは百も承知さ!(←前回の画面を横目で見ながら偉そうに言うんじゃない!)

 株価がネックラインを力強く上抜けば、下降トレンドから上昇トレンドへと転換した可能性が高まる、その逆に株価がネックラインを下抜けば、上昇トレンドから下降トレンドへと転換した恐れがある、これは前回やりましたね。

 で、どーやって引けばいいの? 引き方を間違うと、目盛りが狂ったモノサシになっちゃうもんね! センセイ、手短かでイヌでも理解できるようにわかりやすく説明してよっ!

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