なでしこ、女子サッカー史上初のメダルが確定…激戦の末フランスを下し決勝進出

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 なでしこジャパンは6日、ロンドン・オリンピック準決勝でフランスと対戦し、2−1で勝利を収めた。この結果、日本は史上初めてとなるメダルの獲得が確定。次戦は金メダルを目指して決勝戦を戦う。

 ブラジル戦と同様のスターティングイレブンで臨んだ日本は、序盤から落ち着いたボール運びを展開。フランスに攻め込まれるシーンもあったものの、岩清水梓と熊谷紗希のセンターバックコンビを中心とした守備陣が安定した対応を見せる。すると32分、宮間あやのセットプレーからゴール前が混戦になったところを大儀見優季が詰めて日本が1点を先制する。

 さらに1−0で迎えた49分には、再び宮間のFKから阪口夢穂が頭で合わせてリードを2点に広げた。

 しかし日本は、得点を奪いに来たフランスのプレッシャーにさらされると、76分に守備陣を崩されて1点を返されてしまう。さらに2分後にはPKを献上してしまい、大きなピンチを招く。だが、ここはシュートが枠から外れ、日本は失点を免れた。

 結局、日本はフランスの猛攻にさらされ続けたが、執念で守りきり2−1で勝利。女子サッカー史上初となるメダル獲得を確定させ、決勝への切符を手にした。

 なお、日本は決勝でカナダ対アメリカの勝者と対戦する。悲願の金メダルへ、あと1勝と迫った。

[写真]=Getty Images


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