関西の冷蔵庫で、常駐率の高いソーセージです。

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朝ご飯からお弁当、はたまた酒のつまみにもなるウインナー、そしてソーセージ。

しかし何をもって“ウインナー”なのか。何が“ソーセージ”なのか。
その区別はどこで生まれるのだろうか。

いろいろな種類のソーセージを販売されている伊藤ハムさんにお話を伺ってみると……。
「ソーセージとは、豚肉、牛肉、鶏肉などの原料肉を挽き肉にし、塩漬け。香辛料などで味付けした上で天然腸や人工ケーシングに詰めて造ったものの総称です」
という。

実は基本的に、この手の商品はすべてソーセージに分類される。
味付け挽き肉をどんな天然腸で詰めるか、そして太さの違いなどによって、ウインナーソーセージ、フランクフルトソーセージと呼び名が変わるのだそう。
ウインナーソーセージとは、ソーセージの中でも、「羊腸を使用したもの、または製品の太さが20mm未満のものです」とのことで、これ以外にも、

■フランクフルトソーセージ→豚の腸を使用したもの、または製品の太さが20mm以上36mm未満のもの
■ボロニアソーセージ→牛の腸を使用したもの、または製品の太さが36mm以上のもの
と、厳格な決まりがあるそう。

しかしお値段の安さといい使い勝手のよさといい、一番親しみやすいのはウインナーソーセージでは無かろうか。

そんなウインナーと言えば、関西では定番のものがある。
それは上記の伊藤ハムさんが販売するポールウインナー。
赤色のセロファンに覆われ、見た目は魚肉ソーセージのようだが、セロファンをむくと肉で作られたウインナーが顔を出す。
伊藤ハム創業者・伊藤傳三氏が日本ではじめて生み出した、スティック型のウインナーだ。

実はこれ、70年の歴史を持つロングセラー。熱を加えなくてもむいたらすぐに食べられる、気軽なウインナーとして長い人気を誇っている。
最初は「目新しいものを作ろう」と開発がスタート。しかしすぐに開発できたわけではない。肉は傷みやすいのだ。
そこで、飴などを包むのに使っていたセロファンの切れ端で肉を巻いてみたところ、この方法が大正解。
賞味期限も「セロファンに味付けされた原料肉を充填し加熱しているため、加熱後に外気の影響を受けにくい」ことから、ほかのウインナーよりも長め。

販売を開始したのは、伊藤ハム発祥の地である関西。
関東でも販売している店はあるものの、今でも圧倒的な人気を誇るのは関西なのだとか。
なお、こちらもサイズ20ミリ以下なので、ウインナー分類となる。

これからの季節、ハイキングや遠足などでお弁当を作ることも多いシーズンだ。
その片隅にあるソーセージ、どんな種類なのか、チェックしてみては。
(のなかなおみ)