【バーゼル2012新作情報】パテック フィリップが『5204モデル』を発表!

patek_5204_i.jpg2012年3月8日〜15日にスイスで開催されたバーゼルワールド(Basel World)にてPATEK PHILIPPE(パテック フィリップ)は、『5170モデル』(2010年)、『5270モデル』(2011年)に続き、今年はスプリット秒針クロノグラフ、永久カレンダー搭載の新作、『パテック フィリップ 5204モデル』を発表しました。
またこのモデルのために、「CHR 29-535 PS Q」という派生キャリバーを開発しました。


(写真は、『5204モデル』 税込・予価2730万円)

スプリット秒針クロノグラフ、永久カレンダー搭載の新しいキャリバー「CHR 29-535 PS Q」は、2個のコラムホイール、および水平クラッチを備えており、愛好家、コレクターを魅了するクラシックなアーキテクチャーのすべてを持っています。さらに、このタイプのムーブメント中、最も先端的な特徴をも備えています。技術的進歩は、6件の技術特許に代表される基本キャリバー「CH 29-535 PS」、および2011年に「5270モデル」によってベールを脱いだ、永久カレンダー・モジュールにすでに現れています。基本キャリバー「CH 29-535 PS」は28,800 振動(片道)/時(4Hz)、瞬時運針式30分計、スモールセコンド、65時間の連続駆動可能時間などの特徴を備えており、これに加え、キャリバー「CHR 29-535 PS Q」は、2つの新しいコンセプトにより最適化されたスプリット秒針クロノグラフ機構を搭載しています。ひとつは新しいスプリット秒針レバー・アイソレーターのシステム、もうひとつはクロノグラフ秒針とスプリット秒針の完全な重なりを実現する機構(特許出願中)です。

「CHR 29-535 PS Q」のスプリット秒針レバー・アイソレーターは、エレガントなカーブのレバー。スプリット秒針クランプがスプリット秒針車をロックすると同時に、アイソ レーターの爪がスプリット秒針コラムホイールの谷に落ち、三つ又の先端が隔離車の歯を押して隔離車を回します。隔離車裏面に設けられた隔離ピンがスプリッ ト秒針レバーを押し上げてスプリット秒針ハートカムから隔離。スプリット秒針クランプがスプリット秒針車のロックを解除すると同時に、アイソレーターの爪 はコラムホイールの山に上がり、三つ又の先端は隔離車の歯を先ほどとは逆方向に押し、隔離車は初期位置に戻り、スプリット秒針レバーとスプリット秒針ハー トカムが再び密着します。パテックフィリップの著名なコラムホイール・カバーが、今回はスワンネック型のバネに変身しています。このバネは、 スプリット秒針レバー・アイソレーターの爪を、常時コラムホイールに押しつける役割を果たしています。このシステムの大きな利点は、隔離車上面に隔離車バ ネを設ける必要がないため、ムーブメントの厚さを薄くできるという点です。

ポ リッシュ仕上げのコラムホイール・カバーは、パテック フィリップの伝統です。基本キャリバー「CH 29-535 PS」においては、偏心シャポーが、クロノグラフ中間車とクロノグラフ車の微細な噛み合い調整をつかさどっていましたが、新しいキャリバー「CHR 29-535 PS Q」においては、著名なコラムホイール・カバーが、スプリット秒針レバー・アイソレーターの爪をコラムホイールに圧着するバネという、まったく新たな機能を獲得しました。

patek_j.jpg『パテック フィリップ 5204モデル』のために開発されたキャリバー「CHR 29-535 PS Q」。


スプリット秒針クロノグラフは、クロノグラフ秒針とスプリット秒針という2つの秒針を持っています。スプリット秒針車は、通常時はクロノグラフ秒針車と一体になって回転します。それが可能なのは、スプリット秒針レバー(スプリット秒針車上にある)がスプリット秒針ハートカム(クロノグラフ秒針車と一体)の凹部に圧着されているためです。パテック フィリップの新しいキャリバー「CHR 29-535 PS Q」においては、スプリット秒針レバーの先端部には、ルビーのローラーを挟んで2つの平面部分が設けられています。この2つの平面部分がスプリット秒針ハートカムの凹部に2個所で接触。この構造により、スプリット秒針レバー(スプリット秒針車上にある)とスプリット秒針ハートカム(クロノグラフ秒針車と一体)は完璧にロックされ、ルビーのローラーの遊びの影響を排除して、クロノグラフ秒針とスプリット秒針の完全な重なりが実現します。

patek_5204_g.jpg12種類もの情報が表示される文字盤。永久カレンダーとスプリット秒針クロノグラフ機構を搭載しています。


新しいパテック フィリップのクラシック・クロノグラフ『5204モデル』に搭載された永久カレンダー機構は、すでに2011年に発表された『5270モデル』に搭載された、愛好家、コレクターにはよく知られたものです。厚さわずか1.65 mm、構成部品数182個、クラシックなカム機構を用いたこの永久カレンダーは、マニュファクチュールパテック フィリップの最高の技術力を体現しています。レバー、日付星車、曜日星車、月星車、閏年カムを統合した年カム、バネなどの多数の複雑な部品から構成されており、ムーブメントとカレンダー・モジュールの多くのスチール部品は、技術的完璧さばかりでなく、手作業による側面のヘアライン仕上げ、表面の滑らかな仕上げ、面取りとポリッシュ仕上げな ど、その精緻な仕上がりによってもマスターピースの名に値するといえるでしょう。歯車やスチールのカナ歯車は、やはり細心の配慮を込めて入念に手仕上げさ れています。これらの忍耐強い作業は、美観のみを目的とするものではありません。完璧に仕上げられた表面は摩擦を軽減し、摩耗を防ぎ、エネルギーの伝達効率を最高に高めます。

patek_5204_h.jpgプラチナ製のケースは比類のない輝きと、
グランド・コンプリケーションにふさわしい重量感を備えています。


パテック フィリップのクラシック・クロノグラフ三部作中、最も複雑な機能を誇る新しい『5204モデル』は、ケース径40 mm、厚さ14.30 mmのプラチナ・ケースに収められています。クラシックな3体構造のケースは、直線のラグ、凹面のベゼルにドーム形サファイヤクリスタル・ガラスを備えて おり、サファイヤクリスタルのケースバックは、タイムピースに同梱されたプラチナ・ケースバックと取り替えることが可能です。パテック フィリップ のすべてのプラチナ・タイムピースと同じく、『5204モデル』は、ケース側面の6時位置に小さなピュア・トップウェッセルトン・ダイヤモンドがセッティ ングされており、プラチナ・ケースであることを控え目に示しています。スプリット秒針クロノグラフのスタート、ストップを2時位置のプッシュボタン、ゼロ復帰を4時位置のプッシュボタンで行ない、リュウズに統合されたプッシュボタンでスプリット秒針のストップ、再スタートを行ないます。この他に類を見ない タイムピースは、きわめて厳格なパテック フィリップ・シール認定規準に完璧に準拠して製作、調整されています。ラージ・スクエアのハンドステッチ・アリ ゲーター・バンドを装着し、カラーはマット・ブラック。快適なプラチナ製折り畳み式バックル付です。

【『5204モデル』概要】

 ■基本情報
 ・価格 : 2730万円(税込・予価)
 ・発売 : 2012年秋予定
 ・パワーリザーブ : 約65時間
 ・サイズ : 40mm(ケース径)、14.30mm(厚さ)
 ・振動数 : 28,800振動/時
 ・表示 : 時針・分針(センター)クロノグラフ秒針、スプリット秒針(センター)、
               日付表示(6時)、30分積算計(3〜4時)、スモールセコンド(8〜9時)、
               曜日、月表示(12時)、ムーンフェイズ(6時)、
               昼夜表示(7〜8時)、閏年サイクル(4〜5時)
 ・ケース : プラチナ950、
                   サファイヤクリスタル・バックとプラチナ・ケースバックが共に付属、
                   ケース側面6時位置にトップウェッセルトン・ダイヤモンド

 ■ムーブメント「キャリバーCHR 29-535 PS Q」
 ・仕様 : 手巻ムーブメント、2コラムホイール式スプリット秒針クロノグラフ、
      クロノグラフ秒針、スプリット秒針、瞬時運針式30分計。永久カレンダー、
      曜日・月・閏年サイクル・昼夜を窓表示、日付を指針表示、ムーンフェイズ  
 ・サイズ : 32mm×8.7mm
 ・石数 : 34石
 ・部品総数 : 496個


 【問】パテック フィリップ ジャパン・インフォメーションセンター tel:03-3255-8109
 URL: http://www.patek.com
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