社員食堂のレシピ本が480万部も売れ、1月にオープンした丸の内の食堂は行列ができる人気の「タニタ」(本社東京・板橋)が、今度はヘルシー弁当「特製ランチボックス」を新発売する。もとは血圧計や歩数計など家庭用・業務用の計量器メーカーだが、いまや「副業」の方が有名だ。

ごはんとおかず3品の464キロカロリー、塩分2・2グラム

ヘルシー弁当は紙製のボックスを開けると、中から4つの容器に分かれた弁当が出てくる。4段重ねの中身は、ご飯(100グラム・160キロカロリー)、酢入りきんぴら(55キロカロリー・塩分0.6グラム)、さわらの野菜あんかけ(199キロカロリー・塩分1.3グラム)、こんにゃくの甘煮(50キロカロリー・塩分0.4グラム)の4品だ。厚生労働省のデータでは、一般的な幕の内弁当は727キロカロリー・塩分4.2グラムだが、タニタの弁当は464キロカロリー・塩分2.2グラムである。

11日から三越銀座店で販売

開発したタニタ食堂の荻野菜々子栄養士は「水分が出ないように食材を選ぶとか、いつもの食堂のレシピとはちょっと違った苦労があった」という。たとえば、容器を分けたのもメニューの幅を広げるためとそれぞれの風味を保つ狙いがあった。

来週11日(2012年4月)から東京・三越銀座店で店頭販売するが、日替わり弁当と週替わり弁当の2種類あり、値段はいずれも945円。冷凍された状態で販売するという。

とっくにメタボ年代に突入したコメンテーターの玉川徹(テレビ朝日ディレクター)は「理想的。1か月続けると痩せますよ」と言いながら、「皮肉だなあ、たしか世界の飢餓基準があって、1日1600キロカロリーだったと思う。これ(3回分で)1500キロカロリー以下でしょ。われわれそういうのを求めている」