3日、J2・ザスパ草津が、群馬県庁で記者会見を行い、チーム名称の変更を発表した。

リエゾン草津フットボールクラブが前身となる同チームは、所属選手が草津にある温泉施設で働きながらサッカーに打ち込めるという環境を構築、2002年には、ラテン語の「癒す」を語源とし「温泉施設」という言葉として用いられる「スパ(Spa)」をとって、「ザ・スパー(The spa)」→「ザスパ草津」をチーム名とした。

そんなザスパ草津にとって、2002年4月3日――、発足から丁度10年目となる記念日での発表となった今回。会見には、GM・植木繁晴氏、草津温泉フットボールクラブ取締役会長・武尾誠氏が登場し、2013年シーズンから用いられる新チーム名を「ザスパクサツ群馬」とした。

また、記者会見では、『我々は群馬県のチームだとの思いでやって来ましたが、群馬で活動することをより強く群馬県民に知ってほしいし、「草津町・前橋市を中心とする全県」でホームタウンは変わりはないが、草津町で働きながらサッカーをやっていた過去のイメージが強すぎる部分もあり、現在も草津温泉にいる・草津のチームと思われている。そこから脱却したく、「群馬の地域の中で生きている」ということを明確にしたいと思って名前を変えました』(ザスパ草津公式サイトより)と語っており、これまで温泉街や草津を前面に打ち出してはきたものの、そのイメージばかりが強かったか、『群馬県民で我々を是非支援してほしい』と訴えた。

だが、この新チーム名には、ネット掲示板上でもユーザの微妙なリアクションが相次いだ。
「ザスパ草津群馬でいいのに。クサツってなんか」
「普通に↓でよかったんじゃないの?
正式名称:ザスパ草津・群馬
呼称:ザスパ群馬」
「なんでカタカナにしたかなぁザスパ草津群馬で問題ないじゃんよー」といった「ザスパクサツ群馬」のカタカナ表記に“異議あり”とする者から、
「普通は名前を変えることを事前に発表し、公募の形をとってから変えることが多いだろうねそれでサポの反応を見ながら決めるのが無難 あまりにも一方的すぎるわ」
「ロゴマークだけ一般公募だとよ」
「むしろネーミングから公募しない意味がわからん」と新チーム名に伴うロゴデザインのみを募集する同クラブの姿勢に異を唱える声まで、様々な書き込みがみられた。その上、中にはクラブサイドへ抗議の電話を入れたというユーザもおり、今回の新チーム名を受け入れるには、暫く時間が必要になりそうだ。