このごろ、あちらもこちらも値が上がる話ばかり、中国から意外なジャンルの低価格品が到来した。スーパーチェーンの西友が中国産米の販売を関東・静岡エリアの店舗ではじめたというのだ。気になるお値段は、5キロで1299円。本来、コメには約800%もの関税がかかるが、これはミニマム・アクセス米として輸入されたもので関税がかからず、低価格の国産米よりだいたい3割安い。生まれは中国の東北地方の吉林省。いわゆる日本のコメと同じジャポニカ種で、厳重な検査態勢を取って安全性も万全だという。

「粘りけ少ない」「味薄い」と評判イマイチ

いかにもメディアの目をひきそうな物珍しさはあるが、実際の売れ行きはどうなのか。「店によってはすでに売り切れ。入荷待ちで、予約も入ってる状態」(小松靖アナ)という。

味はどうかということで、番組は東京・板橋で低価格国産米(5キロ1700円程度)と西友中国米を30人にテストしてもらった。国産をおいしいと答えたのが23人、中国米7人。中国米については、水分が少なくぱさついているという評価が多かったというが、「粘りけが少ないのがいい」という声も。

「専門家」のお米マイスター・本橋茂さんにも食べてもらうと、「艶がなく、味も薄く、ねばりもないが、イメージよりは悪くない。丼など上に具が乗ってツユがかかった状態だと(国産米との違いに)気づかない人は多いのでは」との評価だった。