藤原竜也&杏 『おかえり、はやぶさ』

 約60億キロの飛行の末、地球へと帰還した小惑星探査機「はやぶさ」の偉業を基につくられた映画『おかえり、はやぶさ』。父への葛藤をかかえたJAXAエンジニア助手・大橋建人を藤原竜也が、まっすぐに宇宙への憧れを追い求める理学博士・野村奈緒子を杏が好演する。二人は、本作にどのように向かい合ったのか。前田旺志郎ら共演者の印象なども含め聞いてみた。

――お二人が、本作の台本を最初に読まれた時の感想を教えて下さい。

藤原竜也(以下、藤原):僕は、はやぶさのことも宇宙空間そのものも非常に興味がありました。すごく小さい頃から好きだったんですね。純粋に面白いなと思ったし、日本が成し遂げた素晴らしいことを世の中の多くの人達に知ってもらうために、非常に良い企画だと思いました。

:私は、はやぶさ帰還のニュースを当時見ていたのですが、まさかちょうど1年後に映画化されて撮影に参加させていただけるとは思っていませんでしたので、すごく嬉しかったです。

藤原:杏ちゃんもそうだし、三浦さんも旺志郎も初めて共演させてもらう人たちが多かったので、面白くなるんじゃないかなと興味はありましたね。

――藤原さんは宇宙に元々興味があったようですので、はやぶさが帰ってきた時にリアルタイムでご覧になって「すごいな」と実感したのでは?

藤原:そうですね。やっぱり、多くの方があきらめかけた時期もあったと思うんですけれども、一つ大きな希望を日本に運んできてくれたと思いました。

――杏さんは、はやぶさについて興味はありましたか?

:元々、宇宙にはすごく興味がありました。この映画に出演するにあたって、いろいろ資料を見て、改めて大きなドラマや奇跡があったのだと知りました。

藤原:本には描かれていない「こういう大変な苦労があったのか」「ここまでの思いでみんなが待機しているのか」ということを撮影に入ってから発見したこともあったよね。