モンスターアイドルこと谷桃子(27)。バラエティ番組の冠コーナーでは、お笑い芸人もマネできないほどのパワフルなパフォーマンスで人気を呼ぶ。しかし、本番中に屈辱のスケベ事件にあっていた――。



「あの“オッパイ事件”は、凄い反響でしたね。あんなに(みんなが)食いついてくるとは思いませんでした(笑)。本番中はオンナを捨てて夢中ですから、あの瞬間こそヤバイと思いつつ、感触は覚えてないですね」

 05年スタートの深夜バラエティ番組「ゴッドタン」(テレビ東京系)は、新進アイドルを巻き込み、数々のお笑いエロ企画で高視聴率をマーク。その中で話題を呼んだのが、奇想天外な行動と大胆発言がウリの「谷桃子シリーズ」である。司会のおぎやはぎから「空気が読めないというレベルじゃない。振り切れている」と賛辞を贈られた谷が、現場を振り返る。

「よく『台本あるの?』って聞かれましたが、私には渡されてなかったんです。それどころか、出演者との接触も禁止されるなど、挨拶も打ち合わせもないまま本番に臨んでいました」

 そのシリーズの一つ、「第1回谷桃子王選手権」(09年10月22日放送)で問題は勃発した。この日の谷のキレぶりも絶好調で、アントニオ猪木や江頭2:50のモノマネに始まり、「気分は?」と聞かて「ベロリンチョ」と意味不明の笑い。ゲストのフットボールアワー後藤が「ピックアップしたらアカン子」と初対面の谷を称すれば、有吉弘行から「哺乳類最悪」とアダ名を付けられる始末。そんな不穏な空気が流れる中、玉入れゲームがスタートすると、谷は奇抜な行動に出た。なぜか有吉に至近距離からの玉のぶつけ合いを挑み、最後はあおむけに倒れ込んでしまうのだ。次の瞬間、有吉が「気を失っている」谷にまたがり、「心肺蘇生」を始めた。

「最初は普通に手のひらを合わせていたのに、起き上がらないでいると、両手で自慢の胸をワシづかみしましたからね。あれはダメでしょう。ギュッと3回くらい

揉むんですから。私のファンがどう思うか、ちゃんと考えてほしかったですよ」

 ただ、モンスターアイドルの異名を持つ谷はその暴挙にも動ぜず、口から水を噴き出すようなギャグで返した。これには矢作も、

「オンナを捨てた女芸人ならできる返しだけど、それをやるんだよな、あのグラビアアイドルの子が‥‥。必見だと思うよ」

 と感服したのだった。とはいえ、彼女にとっては悪夢の瞬間で、

「今思い出すと、やっぱりあのおっぱいを触るのはやりすぎコージー、って番組違うやんか! あの日、有吉さんに番組内で“ハイエナ”ってアダ名を付けたんですが、まさにおいしいところをかすめていくって感じ。最近の有吉さんは忙しすぎてゴッドタンに顔を出してくれないけど、(この番組をきっかけに人気復活した)初心、原点を忘れず、番組や私に恩返しをしていただきたいですね(笑)」

 彼女は、おぎやはぎをはじめとする、有吉、劇団ひとり、バナナマンら「ゴッドタン」出演者陣には、別の不満も持っていた。

「一切、食事に誘われないんです。もうちょっと女の子扱いしてほしい。食事にすら行かないのは逆に罪ですよね。私、お酒が凄く好きなのに」

 そんな彼女にとって、もう一つ、忘れられないショック体験があった。

「時々、『グラドルで嫌いな人って誰?』と聞かれますが、私、平和主義者だから喧嘩とかないんです。ただ、一度だけムカッときたことが‥‥。ロケ先で数人の出演者と一緒に着替えたんです。中には自慢げに脱ぐ方もいるんですが、そのAさんがいきなり私の胸を指さして、『あなたの、大したことないよ〜』って、みんなに聞こえるよう言うんですよ。もうビックリというか、そんな批判をされたのが初めてで、衝撃的でした。『私の美乳をナマで見てもいないくせに!』って、心の中でツッコミ返しましたよ」

「感触」を知る有吉の裁定やいかに‥‥。