――本作は、人気ゲームが原作のCGアニメ映画ですが、栗山さんはどんなゲームやアニメが好きですか?

栗山:アニメーションでいうなら、「びんちょうタン」とか「けいおん!」とか「ネギま!?」とか「舞-HiME」とかソッチ系も好きですし、「GANTZ」とか「MONSTER」の浦沢直樹さんとか、古谷実さんも好きだし。唯一言うならば、少女系よりは、青年・少年系の方が好きかなというぐらいで。自分では結構、幅広いと思ってます。ゲームも、RPGとかシューティング系とかアクションとか音ゲー的なモノもやったり。

――未だに、ゲームやアニメに対して偏見をもたれる方も一部ではいますが、栗山さんご自身はどう思いますか?

栗山:コラコラ!日本が代表する分野だぜ、みたいな(笑)。私も好きなのに、偏見があったらおかしいですよね? むしろ私は、周りにそういう会話が出来る人があまりいないので、こういう風に取材でお話できるのも楽しいし、友達にいたらすごく盛り上がるのになぁ〜って。映画「けいおん!」はまだ観てないんですけど、行きたいのに誰も一緒に行ってくれないから「一人で行くの? えーどうしよう」みたいな。ゲームやアニメを好きな方の方が“同志”的な感覚ですね。

――どんどん増えてますよね。

栗山:着実に増えているんじゃないですか。私がこういう風に「好きだ!」と言っているからか最近、どこに行ってもそんな話が出来るようになってますし、嬉しいことだなと。何だかんだ言って、日本が今1番熱い分野じゃないですか。この前、テレビ番組を観てたんですけど、「日本を再生させるには、こういう法律を作った方がいい」とか、色々な案が出る中で、例えば「けいおん!」だったら京都に行ってみたり、舞台になっている場所へ行くツアーに今すごく海外から人が来ていると。その番組の中で1番「そう思う(拍手)」という声が上がってたんですよ。だから結構、みんな意外とそういう認識があると思いますね。

――栗山さんは女優、声優の他に、アーティストとして歌も歌われてますが、2012年はどんな活動をしたいと思いますか?

栗山:お芝居は1番年齢でまた変わってくる分野だと思うんですよ。例えば、声優だったら、今でも10代の声も、子どもの声も出来ると思うんですけど、ドラマ・映画という分野だけは、年代に合った役があって。10代の時は学生の役が多かったのが、最近は例えば子供がいる役をやるようになったり、その時々で役柄が変化していくので、何年やっていようが常にチャレンジだなと思って。今年も与えてもられえるものを、ちゃんとこなしていけたらなと。

声優さんとか音楽はまだ経験が浅いので、皆さんにご指導頂きながら。もちろん声優さんも好きですけど、特に音楽は本当に好きなことなので、周りが「辞めろ!」と言っても続けるよ、みたいな(笑)。今、ガッとやりたいんじゃなくて、末永くやっていって、自分の心の栄養に繋がると思ってます。

――では最後に、これからご覧になる方に向けて『ドラゴンエイジ-ブラッドメイジの聖戦-』の見所を聞かせて下さい。

栗山:ストーリーを知っていて、映像もある程度見ている私が、完成した映画を観てもう本当にドキドキハラハラして、1時間半があっという間だったので、その感覚を皆さんに味わって頂きたいです。私は今まで聞いたことが無いんですけど、ゲームと連動していることもあって、色々な切り口があると思うんです。アニメを観てからゲームを始める方もいれば、ゲームをやっているけどアニメを観たことが無いから観ようとか、長く愛してもらえる作品だと思うので是非、多くの方に観て頂きたいと思います。あと、強いて言うなら一言、カサンドラの小さい時の回想シーンで「お兄ちゃん!」というセリフがあるんですけど、あれも私です。そのセリフが1番OKをもらうのが早かったという(笑)。そこもちょっと観て欲しいです!

ドラゴンエイジ-ブラッドメイジの聖戦-
2月11日(土)全国ロードショー
主題歌:GACKT「UNTIL THE LAST DAY」(2月22日発売)
『ドラゴンエイジ-ブラッドメイジの聖戦-』公式サイト

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