(C)2011「東京公園」製作委員会

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アミューズソフトエンタテインメントは、ロカルノ国際映画祭で金ヒョウ賞(グランプリ)審査員特別賞を受賞した、監督・青山真治氏の4年ぶりの長編映画「東京公園」のDVDを、2012年1月27日に発売する。価格は、3990円。

特典映像には、映画の舞台裏やキャストの素顔も

映画「東京公園」は、小路幸也氏の同名小説を、三島賞作家でもある青山監督が映画化した作品。ストーリーは、東京の公園で写真を撮り続ける大学生の光司が、ある日ひとりの男性からの「彼女を尾行して、写真を撮ってほしい」という突然の依頼を理由も分からないまま受けたことがきっかけで、光司が自分自身と、そばにいる3人の女性たちと正面から向き合うことになる、というもの。

光司役には、若手演技派の三浦春馬さん。心に影を抱えながらもいつも明るく振る舞う幼なじみの富永役を演じるのは、榮倉奈々さん。そして、小西真奈美さんが潔く清々しい光司の義理の姉の美咲役を、井川遥さんが光司のカメラに撮られ続けるミステリアスな女性を演じている。他にも、染谷将太さんや、高橋洋さん、宇梶剛士さんといった実力派が主人公たちを見守っている。

キスシーンは「カットがかからなかった」

「東京公園」は、台北金馬映画祭に出品され、それに伴って2011年11月13日に台北市内のホテルで行われた記者会見では、青山監督と三浦さんがスペシャルゲストとして登壇。

「女性3人と不思議な関係性をもつ光司ですが、美咲(小西さん)とのキスシーンはどうだったのですか。」という記者からの質問に対し、三浦さんが、

「監督から、キスシーンはフレンチキスのあとで一度カットをかけるからと言われていたのですが、ずーっとカットがかからなかったんです。」

と撮影時のエピソードを披露。すかさず監督が、

「(一度カットをかけると)言った記憶がありません。きっと、僕もそのシーンを撮るのが恥ずかしくて、もしかしたら言ったのかもしれませんが。記憶にないんです。」

と釈明した。