トヨタが発売した新型HV「アクア」(都内の発表会で)

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トヨタ自動車は2011年12月26日、小型ハイブリッド(HV)車の新モデル「アクア」を発売した。アクアは、新基準の「JC08モード」で測定した場合、ガソリン1リットルあたり35.4キロ、従来の「10・15モード」では、同40.0キロの走行が可能。トヨタによると、量産ガソリン乗用車としては世界一の燃費性能を達成したという。

従来のHV主力モデルのプリウスよりも動力部分を軽量化したほか、重心を低くした。このため、305リットルという広めの荷物収容スペースを実現した。

アクアが生産されるのは、子会社の関東自動車工業岩手工場(岩手県金ヶ崎町)。11月から生産が始まり、12月26日には2番目のラインが稼働している。

関東自動車工業の服部哲夫社長は、工場からのライブ中継で

「震災の復興は大きな事柄。私たちの新型車の立ち上がりは、これに比べたら小さいかもしれない。だが、復興に向けた『小さな明かり』であってくれれば」

と、新型車への思いを語った。価格は169万円からで、月間の販売目標台数は1万2000台。

トヨタの前川真基専務は、発表会後の囲み取材で

「(すでに発売されているプリウスと合わせて)HV車の比率は、相当上がってくると思う。これは、我々が考えてきたこと」

と話した。