――レギュラーの時も含めて、比奈ちゃんを演じて一番難しかったのは、どんなところですか?

高田:やっぱり、比奈はお兄ちゃんには戻ってきて欲しいけど、アンクには離れて欲しくない。映司くんも守りたい、という結構いろいろな思いがあります。その思いを果たして貫き通していいのかという葛藤の様なものをどう見せるのかが難しかったです。

――比奈ちゃんは、甲斐まり恵さんが演じる白石知世子にコスプレをさせられたりもしましたね。全部で何着くらいやりましたか?

高田:何着やりましたかね、20着とか(笑)。次何を着るんだろう、という話になった時に「もうネタは尽きたよ」って言われました(笑)

――でも、劇場版でもまた新しいコスプレが登場しましたよね?

高田:そうですね。まさかの!あと髪型もすごく凝ったものをしてもらっているので、そちらもお楽しみに。(何のコスプレかは劇場で確認しよう!)

――コスプレは結構好きな方なのですか?

高田:興味はありますね。普段もやってみたい(笑)

――あれは嫌々ではなかったのですね。

高田:全然、嫌じゃないです。むしろ着たい(笑)

――もしかしたら変身願望があるのでは? 今回、真野恵里菜さんが女性仮面ライダーとして登場しますよね。高田さんも仮面ライダーに変身したかったのではないでしょうか?

高田:散々、変身したいって言ったんですけど、結局、変身できなかったです(笑)。映司くんのお手伝いというか、「変身!」と言ったりだとか、今回の映画でもベルト着けたりとかはしました。お手伝いキャラというのはたぶん初めてじゃないかなと思います。

――比奈ちゃんって不思議な位置づけのキャラクターですよね。守られるだけのヒロインじゃないですよね。

高田:そうですね。結構サポートもしていますし、もちろん力の強さもいろいろなところで発揮しているので(笑)。

――怪力だけなら怪人である「アンク」よりも上回っていますからね(笑)。ところで、オーズはメダルを使っていろいろなフォームに変身しますが、高田さんが一番好きなフォームはどれですか?

高田:私は、タジャドルが好きです。光沢感といいますか。赤のあのツヤツヤは、見るからに強そうです。強さと上品さを兼ね備えていますね。

「タジャドル」:タカ、クジャク、コンドルのメダルを組み合わせた変身。