強行軍での来日となったビビアン・スーさん

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中国の映画作品を日本に紹介する「東京・中国映画週間」のオープニングセレモニーが2011年10月23日、東京・有楽町の映画館で行われた。このイベントは10年5月の日中首脳会談をきっかけに計画され、11年6月に北京と上海で「日本映画週間」が開かれたことを受けた。

今回上映されるのは「消えゆく恋の歌」「星の音」など12作品。そのうち、「星の音」は、マカオの水上生活者出身のピアニスト、シェン・シンハイの生涯を描いた作品で、母親役として主演したビビアン・スーさん(36)は、作品上映後の舞台あいさつで

「母親役に臨んだのは初めて。子どもを産んだことがないので、難しい役柄だった。(映画の舞台が20世紀初頭で)100年も前の話だというのも難しかった」

と撮影時の苦労を振り返った。

また、ビビアンさんは10月22日まで、中国最大の映画祭「金鶏百花映画祭」に出席。23日朝になって中国・南京から東京に移動するという強行スケジュールで、

「眠ったり、髪を洗う時間もなかった」

と苦笑していた。ビビアンさんは台湾出身。90年代後半には日本のバラエティー番組でも活躍した。最近は中国、台湾、香港など中国語圏での歌手や女優としての活動が中心だが、

「ずっと覚えてくれていてうれしい」

と、日本のファンへの感謝の言葉も忘れなかった。

「東京・中国映画週間」は10月22日に開幕した東京国際映画祭の提携企画で、会期も同映画祭と同じ10月30日まで。東京以外にも、札幌での上映も予定されている。