ジダン氏、ベッカムのPSG入りの噂に「私は祝えないな。なぜなら…」

写真拡大

 元フランス代表MFのジネディーヌ・ジダン氏が、LAギャラクシーに所属する元イングランド代表MFデイヴィッド・ベッカムのパリSG行きの噂についてフランスのラジオ『RTL』に語った。

 今シーズン限りでLAギャラクシーとの契約が切れるベッカムの周囲では、パリSGへ加入するのではないかとの噂が絶えない。レオナルドGM(ゼネラル・マネージャー)も獲得を望み、加入の可能性が高いのではないかと報じられている。

 そしてジダン氏は「それは素晴らしいことだよ」とベッカムのパリSG入りを後押し。「もちろん、年齢は常に付きまとうけど彼はチームのために全力を尽くし、常に戦う素晴らしいプロフェッショナル。それは重要で、主なることなんだよ」と36歳になった年齢を懸念しながらも、ベッカムのサッカーに取り組む姿勢を評価している。

 また、「知り合う前は、私も彼のことをみんながメディアを通して見るような印象を持っていたよ。しかし、3年間同じチームで過ごした間で、彼が自分のミスを他人のせいにしないような素晴らしい人物だと理解したんだ」と、ベッカムの人間性を絶賛した。

 しかし一方で、「我々は、彼がキャプテンシーを維持しているか見極める必要があるが、もし両者が望んだら、サインをすべきでない理由なんてない。ただ、 私はフットボールを愛しているとはいえ、ベッカムがPSGに加入したら祝えないよ。なぜなら私はマルセイユのファンだからね」と、少なからず複雑な心境があることも明かしている。

 ベッカムは、2003−2004シーズンから2006−2007シーズンまでレアル・マドリードに所属。ジダン氏が引退した2005−2006シーズンまでの3年間、レアル・マドリードの中盤をともに構成していた。

【関連記事】
ベッカムとレオナルドが再会か、仏紙「95%の確率でパリSGに」
ベッカム、スポーツ・ディレクターとしてマンU復帰を希望?
トッテナムがベッカム獲得を熱望「まだまだプレミアで活躍できる」
米プロサッカーリーグの年俸ランクが発表…1位ベッカム、2位アンリ
ジダンの長男エンゾがレアルのトップチーム練習に参加