レアル・マドリーのジョゼ・モウリーニョ監督は以前、バルデベバス(レアル練習場)での記者会見で、自身が「インテリスタであって、偽のインテリスタではない」と語った。それに変わりはないようだ。インテルがセリエAで最悪のスタートを切ったことに、彼は心を痛めている。

「確かに、私はインテルの人間であり、このようにネガティブな結果が続くのは好きではない。だが、インテリスタとして、私は常に私のチーム、私のかつての選手たち、会長、監督と一緒にいる。私は楽観しているよ。ネガティブな結果が一つやふたつ、3、4、5試合となることもあるかもしれない。私は次の試合から物事が変わっていくと思っているし、そう思い続けていく」

インテルのマルコ・ブランカTD(テクニカルディレクター)が来年1月、レアルへ“移籍”すると言われていることについて、モウリーニョ監督は

「彼のことはとてもよく知っているし、我々は友人だ。インテルでは彼と一緒にとても良い仕事をした。彼の物事のやり方は好きだ。素晴らしいプロフェッショナルだよ。だが、彼は来ない。ここには彼と同じような特長のプロフェッショナルたちがいる。彼と同じではなくても、似ている特長を持つ人たちだ。とても有能な人たちだよ。我々は、今の自分たちにあることですごく満足しているし、ブランカはインテルに残る。彼がここに来る可能性はまったくない」

レアルは18日、チャンピオンズリーグ(CL)でリヨンと対戦する。昨季のバルセロナ戦後、有名な「なぜだ?」の会見をしてベンチ入り禁止処分を受けてから、モウリーニョ監督がCLの試合でベンチに戻るのは初めてとなる。バルセロナ戦後の会見を後悔しているかと聞かれると、指揮官は次のように答えた。

「昔の話だ。我々は2011-12シーズンのCLを戦っている。昨シーズンよりもうまくやれるかどうか、見てみようではないか」