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 競馬の祭典・第78回日本ダービー(東京優駿)が5月29日に迫っている。3歳のサラブレッド7458頭の頂点を目指して、精鋭18頭が東京競馬場でしのぎを削る。主役は何と言っても三冠レースの第一弾・皐月賞を圧勝したオルフェーヴルだが、関係者の間では依然として混戦ムードとの見方が強いとされる。そうなれば、注目はやはりダービー初挑戦となるディープインパクトの産駒たちだ。

 日本競馬史上最強馬の呼び声も高い7冠馬ディープインパクト(以下、ディープ)にとっては、今年の3歳世代が初年度産駒(父または母馬から生まれた馬のこと)となる。ダービー前週までに117頭がデビューし、57頭が勝利。4月には牝馬クラシックの桜花賞を勝ち、早々にG1制覇も達成。世代の総獲得賞金14億1400万円は、2位アグネスタキオンの1.5倍以上にもなり、ぶっちぎりの1位となっている。

■種牡馬としてのディープは、実は大したことない?

 しかし、一見最高のスタートを切ったように見えるディープだが、血統評論家の吉沢譲治氏を初め、「期待外れ」と評する人も少なくない。活躍馬の母や海外から輸入してきた良血馬など、超がつく豪華繁殖牝馬を宛がわれながら、大きいレースではなかなか勝てないからだ。

 ディープの産駒重賞成績は67戦3勝。出走回数は2位のキングカメハメハの2倍以上ある割に、勝利数ではアグネスタキオン(23戦6勝)、ステイゴールド(23戦5勝)に後れを取っている。また、1番人気での勝利がなく、逆に見せ場なく負けてしまうことも多いため、どうしても物足りなさを感じてしまう。桜花賞も勝つには勝ったが、絶対視されていたレーヴディソールが故障回避するという幸運もあった。

 優秀な繁殖牝馬や育成環境、厩舎、騎手を独占しながら、重賞を勝てないディープは、強力なカードを持ちながら上がれない「大富豪」に似ているかもしれない。実際に今年のクラシック戦線では、繁殖牝馬にあまり恵まれない「革命用」種牡馬が主役になっており、ダービーでは皐月賞の覇者オルフェーヴル(父ステイゴールド)と同2着のサダムパテック(父フジキセキ)が1・2番人気になる見込みだ。

 もちろん、「期待外れ」と言っても、それはもともとの期待値が高いからで、最高権威とされるダービーを勝てば、外野の声も小さくなるはず。果たして、これらのライバルを破り、優勝を飾ることはできるのか。ディープ産駒は、4頭が出走を予定している。

(野吟りん)【関連記事】新馬券「WIN5」で1億4685万円超 JRA史上最高額競走馬を育てて、芸人・R藤本に挑戦しよう!ニコニコアプリ「競馬伝説Live!」「賭け麻雀」は一般的? 弁護士が"合法化"熱弁