中4日が登板してきたダルビッシュは好投。
8回からは勝利の方程式・・・ということで、いつも通り増井がマウンドへ。

結果としては、増井が山崎に逆転2ランを打たれて試合は痛い敗戦となりました。

あの場面で逆方向へ本塁打を放った山崎は見事ですし、
ここまで増井は防御率1.07(ホールド27)と頑張ってきてくれていたので
攻めることはできませんね。
それ以上に気になったのは・・・

「増井は8月以降やたらと安打を打たれている気がする」

ピンチを招くものの、
失点はせずに踏ん張っていたので数字を深くは見てこなかったのですが、
少しデータをひっくり返してみました。
長くなってしまったため、記事を2つに分けたいと思います。

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<2011年 増井の球種内訳>

まずは増井の球種を再確認。
データ収集の都合上「1試合」だけ抜けております。ご了承下さい。

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【各球種の平均球速】
・直球   →平均148km
・スライダー→平均131km
・カーブ  →平均113km
・フォーク →平均133km

増井の大きな特徴は平均148kmの直球と、
空振りが取れる「フォーク」
球種の割合も「直球」が60%前後、
「フォーク」が30%前後と典型的なセットアッパーやクローザータイプ。

対右打者にはスライダーも少し織り交ぜてきます。

【対右打者ー球種割合】
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【対左打者ー球種割合】
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対左打者にはスライダーはほとんど投じてきません

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<課題は右打者? 対右打者は高い被打率>

昨日までの「対右左」の被打率を見てみますと・・・

対右打者→被打率0.232
・対左打者→被打率0.138

対右打者と対左打者に随分と差がでてきていますね。
極端に悪い数値ではありませんが、
どちらかと言うと対右打者に打たれる傾向があるようです

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<気になるのは8月以降。狙われる直球?>

特に「打たれるなぁ・・・」と感じたのが8月以降です。
「8月以前」と「8月以降」で分けてみますと下記の用な結果になります。

【7月終了時点での球種別被打率】
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※空振り率=(球数/空振数)で算出

【8月以降の球種別被打率】
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球種別に被打率を見てみると、打たれているのは主に直球
7月までは「直球」の被打率も優秀だったのですが、
8月に入ってからは「直球の被打率=0.313」とかなり打ち込まれています。

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<8月以降の「対右左」球種別被打率>

ちなみに「8月以降の対右左」で見てみますと・・・

【8月以降の球種別被打率(対右打者)】
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【8月以降の球種別被打率(対左打者)】
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対右打者には直球の被打率が4割近くとなっています。
セットアッパーなのでデータ数は少なめですが、
それを加味したとしても、ちょっと打たれ過ぎのように感じます。

考えられる理由としては・・・

1.シーズン終盤で疲労が溜まってきた?
2.徹底的に直球が狙われている?
3.たまたまの偶然

「1」に関しては、映像を見る限り直球の球威が落ちているようには感じません
そういえば・・・
関西独立リーグの神戸9クルーズでコーチをしていた大洞さんと、
先日話をしていた時こんなコトを言っていました。

「投手を見る指標の1つは、直球でバックネットに突き刺さるような
 ファウルを打たせることができるかどうか


バックネットのファウル・・まではデータを取っていませんが、
増井の「直球のファウル率」を見てみますと・・・

・8月以前→直球ファウル率26.51%
・8月以降→直球ファウル率30.50%

先ほどの表にもあった通り「空振り率」も変化はほとんどありませんでした。
「空振り率」や「ファウル率」だけで見るのもどうかと思いますが、
とりあえず「直球の球威」が落ちているようには感じません

「3」のたまたま偶然・・・であってほしいんですが、
ここまで極端に悪いと偶然では無いような気もします。

とすると・・・「2」の「徹底的に狙われている?」となるのですが・・・