黒龍江省ハルビン(哈爾浜)市方正県に7月末に建立された旧満州開拓団(満蒙開拓団)の慰霊碑にペンキがかけられるなどした事件で、実行した5人の青年に4日、反日団体の会長から1人当たり2000元(約2万4000円)の報奨金が支給された。5人は「全国のネットユーザーの支持に感謝する。碑が撤去されなければ、また壊しに行く」と話している。5日付の北京市、京華時報などが報じた。

 京華時報によると、5人はそれぞれ河北、江西、湖南などの出身。黒龍江省方正県の旧満州開拓団の慰霊碑建立に抗議するため、電話などで連絡を取り合って一緒に慰霊碑を壊しに行くことを決めたという。3日にハルビンで合流し、ペンキや金づちなどの工具を購入し、方正県に赴いた。

 5人は慰霊碑に赤ペンキをかけたり傷つけたりして、現地で警察に連行された。事情聴取を受けて同日夜には釈放され、翌4日夕方列車で北京駅に到着した。北京駅ではネットユーザー仲間ら約20人の出迎えを受け、「全国のネットユーザー仲間の支持に感謝します」と頭を下げた。

 その後北京市内で簡単な記者会見が開かれた。尖閣諸島(中国名・釣魚島)の中国領有を主張する「中国民間保釣(釣魚島防衛)連合会」の会長で、“中国の民間の対日損害賠償請求の第一人者”である童増氏からそれぞれ2000元(約2万4000円)が報奨金として支給された。

 5人は今回の行動のために職場で休暇をとって来ており、北京でしばらく休んだら、普段通り出勤するという。「もし方正県が碑を撤去しなければ、また壊しに行く」と話している。(編集担当:阪本佳代)