今、NPBに起こっている大異変/セリーグ|2011年NPBペナントレース

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昨日、大投手時代到来の予感と書いたが、統一球とセパ審判部の統一は、想像以上に大きな変化をNPBの野球に及ぼしている。交流戦を終えて、ますますその傾向は顕著になった。今シーズン何度もこのことを取り上げてきたが、これを、なんとか「見える化」したいと思った。

以前からお読みただいている方はご存じだろうが、私はシーズン終了時と開幕前に、チームのパワーバランスがわかるマトリックスを作成している。縦軸に打撃、得点の生産性を表すRC27、横軸に防御率=ERAを取って、各チームをマッピングしたものだ。シーズン半ばだが、これを作成してみることにした。

まずはセリーグ。

各チームの打撃力が恐ろしいほどに落ち込み、投手力が上がっていることが分かる。野球が一変したのだ。打撃で見れば巨人、阪神の落ち込みが激しい。落ち込みの幅が最も小さいヤクルトが首位に立っているのがわかる。

巨人や阪神は、今まで大枚をはたいて強打者をたくさん仕入れてきたのだが、今回の大異変の前に、アドバンテージがゼロになってしまった。巨人阪神には、これまでの飛ぶボールにうまく適応した打者が多かったということになる。反対にヤクルトはMLBの準レギュラークラスだったウラディミール・バレンティンが、統一球の影響などないかのように本塁打を量産した。

期せずして戦力均衡が成ったという感じだ。

次にパリーグ。ボリュームが多いので2回に分ける。