誰もがベレス・サレスフィエルドMFリッキー・アルバレスに夢中になっている。先日からローマ、インテル、フィオレンティーナが同選手を誘っているのだ。アルバレスは新たなカカー(レアル・マドリー)と考えられている。サポーターたちがカカーと同じ「リッキー」というニックネームをつけたのは偶然ではない。

サッカーに関して、ボカ・ジュニオルスで育ったアルバレスだが、ブレイクしたのはベレスでのことだ。リーグ戦でもリベルタドーレスカップでも主役となった。その最大の武器は、ドリブルと距離のあるシュートだ。だがアルゼンチンでは、リッキーは「万能型のMF」と考えられている。つまり、中盤のポジションならどこにでも適応できるのだ。

ローマのワルテル・サバティーニSD(スポーツディレクター)は、このタレントを先んじて確保すべく、1000万ユーロ(約11億5000万円)を提示した。だが、ベレスはより高額の移籍金を望んでおり、インテルとフィオレンティーナ、アーセナル、アトレティコ・マドリーを巻き込んでの争奪戦を激化させようとしている。

サバティーニSDはコパ・アメリカの開幕前にアルバレスの獲得を決めたいと願っているが、インテルのマルコ・ブランカTD(テクニカルディレクター)もMFハビエル・サネッティ、DFワルテル・サムエル、FWディエゴ・ミリートから情報を得て、アルバレスの獲得に動いている。全員がベレスのファンタジスタのクオリティーを確信しているのだ。

一方、ブラジルではパルメイラスに所属する17歳のMFブルーノ・ジバウが注目を集めている。1メートル78センチの同選手は、パワフルさと運動量を兼ね備え、7月にEUのパスポートを取得する。ブラジルではラツィオMFエルナネスの再来と考えられており、プレーを組織するのもうまいファンタジスタだ。

彼の所有権は80%をクラブが、残りの20%を企業グループが保有している。獲得に必要なのは700万ユーロ前後(約8億円)と見られ、ミランとナポリ、パレルモが以前からチェックしている。問題は、アーセナルからもパルメイラスに重要なオファーが届けられたということだ。争奪戦となり、移籍金が高騰する可能性がある。

まだ若いにもかかわらず、その価値がすでに2000万ユーロ(約22億9000万円)を上回っているのが、サンパウロMFカセミロだ。ベストのときのフェリペ・メロ(ユヴェントス)を思い起こさせる同選手のことをスポンサードしているのが、元ブラジル代表FWロナウド氏である。

カセミロの契約解除金は2500万ユーロ(約28億7000万円)だが、もう数百万ユーロ少ない金額で獲得できる可能性もある。前線に立つのはインテルとミランだ。だが、ユヴェントスもサンパウロのフロントにコンタクトを取っている。

カセミロはこの7月にもブラジルを離れる模様。争奪戦は始まっており、ほかにはマンチェスター・ユナイテッドも彼を狙っている。イタリア勢にとっては厄介なライバルだろう。