ヴィヴィアーノやボージャンを狙うローマ
ユヴェントスが関心を抱くローマFWミルコ・ヴチニッチ。ユーヴェはFWアマウリを交渉に織り込みたいと望んでいるようだが、ローマはトレード要員を組み込むことは受け入れず、2000万ユーロ(約22億8000万円)をベースとした移籍金のみしか受けつけない様子だ。来週にも、両クラブの幹部が交渉すると見られている。
また、ローマはインテルとボローニャが共同保有するGKエミリアーノ・ヴィヴィアーノに関する情報を照会している。両選手の去就は入札に持ち込まれる可能性があり、ボローニャはヴィヴィアーノを獲得してから、再び売却することを狙っているようだ。
GKドニの代役を探しているローマは、ワルテル・サバティーニSD(スポーツディレクター)が16日、ボローニャのサルヴァトーレ・バンニSDと会談した。一方、ボローニャはアーセナルに売り込みをかけたという。英紙『タイムズ』が報じた。だが、アーセナルのアーセン・ヴェンゲル監督は、プレミアリーグでの経験がある守護神を望んでいるとのことで、サンダーランドGKクレイグ・ゴードンを気に入っていると言われる。
ヴチニッチやMFジェレミー・メネスに退団の可能性があるローマは、一方で攻撃陣の補強にも動いている。サバティーニSDはルイス・エンリケ新監督のお気に入りである、バルセロナのFWボージャン・クルキッチとFWジョナタン・ソリアーノの獲得に向け、新たに動いた。
ソリアーノの代理人であるステファノ・カイラ氏は、イタリア『チェントロ・スオーノ・スポルト』に対し、「コンタクトはあった。サバティーニと話したが、現時点ではアイディアというだけだ。選手はローマ移籍に満足するだろう。とても重要な目標だろうね。だが繰り返す。交渉と言うのはまだ行き過ぎだ」と、ローマが関心を抱いていることは認めている。
また、サバティーニSDはボージャンについて、「強い選手で、溶け込めるだろう」とコメント。一方、FWマルコ・ボッリエッロに対しては、「彼は強い選手だから、自分のことを一定の方法で考えるが、ローマの一員であれば、謙虚さも必要だ。ローマがボリエッロに対し、彼が望む出場機会を保証することはできない」とメッセージを送った。
さらに、サバティーニSDはラメラについて、「多くのクラブが彼を望んでいるが、私は悩まされたりしないよ」とコメント。GK問題については、「チームに安心を与える選手を獲得する。ドニはリヴァプールと話しているし、ジュリオ・セルジオとボグダン・ロボントに関しては、解決策があるかを見ていこう」と話している。
サバティーニSDはヴチニッチについて、「彼は落胆している。彼の気持ちを理解しなければいけない。だが私は、ローマに残ることで、ヴチニッチがハーモニーを取り戻す可能性はあるはずだと確信しているよ。私は、彼が残留すると思っている。調和を取り戻せば、スペクタクルな技をやってくれるはずだ。彼はローマに残らなければならない」と語った。