22日のエヴァートン戦で敗北を喫し、チェルシーの指揮官を解任されたカルロ・アンチェロッティ監督。だが、英紙『サン』によると、彼の運命は以前から決まっていたようだ。アンチェロッティ解任は8日、タイトルを懸けたマンチェスター・ユナイテッドとの直接対決に敗れたときに決まっていたという。

エヴァートン戦が終わってから1時間も経たないうちに、オーナーのロマン・アブラモビッチ氏の「期待に応えられなかった」として、アンチェロッティ監督はグディンソンパークの廊下で、ロン・グーレイ代表取締役からスタンフォード・ブリッジでの冒険の終わりを告げられた。アブラモビッチ氏はスタジアムにもおらず、その残酷さは、ウェスト・ハムで解任の憂き目に遭ったアブラム・グラント監督に対するものと同じだ。

『テレグラフ・スポーツ』によると、そのグラント監督は、アンチェロッティ監督の後任候補の一人だという。だが、イギリスのメディアを最も沸かせているのは、依然としてトルコ代表のフース・ヒディンク監督だ。同監督は22日、2年前からチェルシーの相談役を務めていると明かしている。

ただし、ヒディンク監督は後任指揮官候補というわけではなく、テクニカルディレクターとしての就任が取りざたされている。この場合、ヒディンク氏がマルコ・ファン・バステンやフランク・ライカールトといった若い指揮官の“保護者”を務めることになる。

また、トルコ代表との契約に関しても解決しなければいけない。ヒディンク監督は、少なくともEURO12予選敗退が完全に決まるまで、トルコ代表と関係を終わらせたくないと考えているそうだ。それが6月ならばチェルシーにとってベストだが、11月なら最悪である。そうなれば、ヒディンク氏については据え置きにせざるを得ない。

そこで、メディアはほかの候補者も挙げている。ポルトのアンドレ・ビラス=ボアス監督(だが、1300万ユーロ=約15億円の違約金が設定)、トッテナムのハリー・レドナップ監督、フラムのマーク・ヒューズ監督、サポーターから敬愛されているジャンフランコ・ゾラ氏らだ。

『サン』によると、サポーターはジョゼ・モウリーニョ現レアル・マドリー監督の復帰を望んでいるという。モウリーニョ監督は22日、残留の意向を宣言したと言われているが、一方で『デイリー・メール』は、アブラモビッチ・オーナーとの過去の問題はすでに乗り越えたとし、チェルシー復帰に関する会談もあったと伝えている。