統一球はパリーグをどう変えたか?|2011年NPBペナントレース

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パリーグにも統一球の影響は出ているのだが、興味深いことにその振れ幅はセリーグよりも小さい。

ERAは3.94から3.22へ。リーグ打率は.270から.251へ。本塁打率(本塁打÷打数)は0.0253から0.0192へ。打率、本塁打率の下落幅はほぼセリーグと同じだが、ERAの下げ幅は小さい。もともと投手優位だった上に、長打に頼らない戦術が主流だったことがあるのではないか(防御率と1試合当たりの打点(RBI/G)は必ずしも一致しない。自責点と打点の基準が違うからだ)。

日本ハムは昨年、打撃不振によってポストシーズンに残れなかったが、ことしはホフパワー、中田の活躍もあってパワーアップしている。投手力は統一球の影響もあってやや改善しているので、その分収支勘定が好転している。
ソフトバンク、ロッテは投打ともに横ばいだが防御率が改善している。

楽天は相変わらずの貧打で、バランス的には赤字なのだが試合運びのうまさで勝率5割をキープ。しかしこの戦力では、いずれ下位に沈むと思われる。

西武、オリックスは攻撃面の数字が守備面の数字をすべて下回っている。特にオリックスの貧打が深刻だ。本塁打が出ない。補強が裏目に出ている。

このところペナントレースで上位にいくのは長打よりも打率、出塁率が上位のチームが多い。パリーグの場合、なかなか打てない投手が揃っているだけに、出塁数を増やすことが重要になるのだと思う。

このデータ、定期的に見れば面白いかもしれない。