中国に「ジャスミン革命」が起きない理由=中東との決定的な違い―米誌
ジャスミン革命に端を発する中東の抗議活動。中東と中国を比較してみると、数十年にわたり一党独裁が続き、食料品価格と不動産価格の高騰、大卒失業率の上昇、汚職の蔓延、格差の拡大など多くの類似点が存在する。
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しかしそれでも中国と中東には決定的な違いがある。それこそが「北京の春」の到来をいまだ期待できない原因だ。中東や北アフリカでは経済成長を続けている国でも、政府こそがさまざまな問題だとみられてきた。一方、中国では共産党の罪とイデオロギー的なゆがみこそが、世界で最も力ある経済成長の源泉とみなされている。
思えば改革開放以来30年の間、中国は1億人以上もの人を貧困から救い、GDPは8年ごとに倍増させ、ついに世界第2の経済大国の地位を占めた。中国人の多くは中東のような混乱というリスクを望まないだろう。
また、中国が世界で最も全面的な「安全保障」体制を構築していることも見過ごせない。公式統計によれば、中国は10年には750億ドル(約6兆1300億円)を治安コストとして投じている。(翻訳・編集/KT)
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