【シリーズ馬券攻略】100万馬券は狙って取れるか?(1)

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 100万馬券を当てるなんて夢のまた夢。そう思うのが普通だろう。僕もそう思っていた。

 でも、最近なんとなく「そのうち当たるかもしれない…」と思えてきている。もちろん、超人気薄馬のボックス馬券をヤタラメッポウ買い続けるとか、そういうやみくもな手段を使うんじゃない。ちゃんと狙って(ちゃんと予想して)当てるつもり。

 …なんて。ムシのいい能天気な考えをシャアシャアと語ってしまうからには、一応それなりの根拠はある。「誰もがご納得」の説明がうまくできる自信はないが、まずは話を聞いてみていただけないだろうか。

 先週の土曜(1/29)小倉12Rの合馬特別(芝1200m)は、エイシンダヴィンチ(12人気)→ドリームピーチ(10人気)→クレムリンシチー(7人気)という人気薄同士の組み合わせで決まり、3連単は1,047,870円。100万馬券だった。

 このレースの馬券を僕は買っていた。もちろん当たっていない。当たっていたら、この記事のタイトルは「100万馬券は狙って取れるか?」ではなく、「100万馬券が当たったあああ!」とかになっていたはずである。

 僕は馬券を買う前、出走全馬の5代血統表を一頭一頭確認する。新聞の馬柱に父名と母父名が載ってはいるが、それだけでは血統分析するための情報として不十分だと思っていて、ちゃんと血統表を見ないと安心して予想が立てられないのだ。

 血統表を見て調べているのは、主に「血統構成が優れているかどうか(良い配合か)」と「どういう適性がありそうか」の二点。納得できない場合は8代くらい前まで遡って調べたりすることもある。僕はこんな七面倒な予想の仕方をもう10年くらい続けている。何故に続けているのかというと、七面倒でもこういう「血統構成分析」の手順を踏んで予想することが馬券で儲ける近道だとガンコに信じているからだが、それはさておき。

 小倉12R、合馬特別の馬券を買う前も、いつものように一頭ずつ血統表を見ていた。そして、あることに気づいていた。それが100万馬券に結びつくとは想像もしないで…。

 以下は、このレースの1、2、3着馬の4代血統表。(牝馬名は省略してある)
血統表

 ご覧いただければお分かりのように、3頭とも4代前に「His Majesty」の名がある(太枠表示)。それ以外にも、この3頭の血統表には驚くほど共通点が多い(1着馬と2着馬はRaja Babaが共通、1着馬と3着馬はDanzigが共通、2着馬と3着馬はRobertoが共通、3頭ともNorthern Dancerがあるなど)。ちなみに出走18頭のうち、血統表中にHis Majestyがあるのはこの3頭だけだった。

 His Majesty(※注)はズバ抜けた心肺機能を遺伝する。代を経ても影響力の大きい血で、この血を引く馬は、持久力(スタミナ)を活かして中長距離で活躍することが多い(この3頭が短距離戦で走っていること自体、何か不自然な感じがした)。 小倉芝1200mと言えば通常(特に開催前半は)、逃げ先行馬がそのまま行ったっきり、とにかくスピードが優先される。だが、今開催に関しては「意外と持久力が必要な馬場なんでは」と感じていた。だから「この3頭は馬券対象に成り得るかも。いや、来るかも」と思った。と、ここまでの読みは良かったのだが…。

 しくじった。別の観点から、このレースは間違いなくカイシュウボナンザが3着以内に入るだろうと考え、この馬を軸にするという痛恨の選択ミスをした(同馬は4着)。 「カイシュウボナンザは外せない」と考えたにしても、もし仮にほんの少しの気まぐれで「4頭の3連単ボックスも買ってみようかな〜」とか思っていたら、「100万馬券が当たったあああ!」になっていたのである。僕は100万馬券に指先が掛かりかけていたのに、それを逃したのである。

 「いや、たまたまでしょう。その4代も前のHis Majestyでしたっけ? いくらなんでも、たまたまですよ。」そんな声も当然あるだろう。確かにそうなのかも知れない。 ただ、血統構成分析予想歴10年(くらい)の馬券オヤジの経験から言えるのは、同じような血統構成の馬は同じような適性を示す可能性が高いということ。そして、そういう似たもの同士の馬たちが同じ条件(馬場状態やレース展開など)の下で揃って馬券に絡むケースが、ままあるということだ。たとえ、それが人気薄であっても。

 では、さらに話を進めたい。先週の小倉開催で発生したもう一つの100万馬券について。…と思ったが、この話は「100万馬券は狙って取れるか?(2)」で。(つづく)
 以下は、「フヂタ式」購入ルールで馬券を買ってようという企画の経過です。(100万馬券の話とは関係ありません。)

【前週の勝負レースの結果】◆1/29 土曜京都7R
 単勝:2番 ロードカナロア(1,600円)→ ×
 馬連:2番から1,4,5,6,8に流し200円(1,000円)→ ×
 3連単:2番→1,4,6,8,12,13→9番 100円ずつ(600円)→ ×----------------------------
 前週投資金額: 3,200円
 前週回収金額: 0円
 
 累計投資金額: 9,200円
 累計回収金額:59,440円
 トータル収支:50,240円
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 アホな馬券を買ってしまったものだ。このレースの結果は10番→2番→9番の順。僕は10番は1点も買っていない。(言い訳は以下。) 勝ち馬となった10番ラトルスネークの母はチリ産馬。チリ3歳牝馬チャンピオンなんだそうだ。にしてもチリである。ほとんど馴染みがない。血統表中には聞いたこともない馬の名前が並んでいる。ラトルスネークの新馬戦での勝ちっぷりは見ていたが、この馬の血統構成が優れているのかどうか、先週の予想時に自分なりの判断をつけることができなかった。

 だから「人気してるなら切ってしまえ」と考えたわけだ。ただ、判断できないんだったら、すごく強い可能性も弱い可能性もあるわけで、そういう馬が出ているレースを「勝負レース」にしてしまったことが、そもそもアホなのだ。先週の自分にもし会えるんだったら、小一時間ほど説教したい。
(※注)His Majesty
 1968年〜1995年。代を経ても影響力の大きい血で、デインヒル産駒があれほど活躍したのもHis Majestyの遺伝力ゆえと思われる。同じく名種牡馬であるGraustarkの全弟だが、Graustarkよりは芝向きの印象。ちなみに凱旋門賞2着ナカヤマフェスタの母はHis Majestyの2x4だ。

(マキカツ)

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